米「人道支援でガザ戦闘休止を」 国連安保理でイスラエルに要請
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は16日、ガザの人道危機を協議する緊急会合を開いた。米国のトーマスグリーンフィールド国連大使はイスラエルに「ポリオ予防接種や人道支援物資の配送や分配を可能にするため、ガザ全域で人道的な戦闘休止をしなければならない」と求めた。 大使は、水や食料などが危機的に不足するガザへの支援物資搬入についてイスラエルの協力が不十分だと指摘した。特にガザ北部が深刻で、イスラエルの姿勢は容認できず「国際法、米国法に抵触する可能性がある」と警告。「ハマスが弱体化した今、イスラエルは国連や国際社会と協力し、避難した民間人が帰還できる計画を策定すべきだ」と語った。