【MLB】 最終回に3被弾でDバックス敗北 パドレス・松井は無失点でPOロスター入りアピール
【パドレス5-0ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド
日本時間9月29日、ナ・リーグのワイルドカード争いでメッツ、ブレーブスとゲーム差無しで並んでいるダイヤモンドバックスは、パドレスに0対5で敗戦。プレーオフ進出に向け、黄信号が灯る結果となった。0対0で迎えた9回、ダイヤモンドバックスは4番手A・J・パクが2被弾、5番手スコット・マクガフが1被弾を献上し5失点。敗れたダイヤモンドバックスは、今日勝利したブレーブスに1ゲーム差、敗北したメッツと同率となっている。 【動画】パドレス、9回に3本塁打で勝ち越し ダイヤモンドバックスは先発のエデュアルド・ロドリゲスが4.2回無失点と粘りのピッチング。5回途中から継投に移ると、8回までパドレス打線をゼロに封じ込めた。しかし、今日は自慢の打線が不発。マイナーから再昇格したばかりのパドレス先発のランディ・バスケスに6回無失点の好投を許すと、ついぞパドレス投手陣の前に沈黙した。9回、ダイヤモンドバックスは左の切り札であるA・J・パクを投入。シーズン途中にマーリンズに加入してからは30登板で自責点わずか1、その最後の自責点を許したのは8月3日という難攻不落の左腕が誤算だった。 パクは一死2塁で迎えた7番カイル・ヒガシオカに17号2ランを献上すると、続く8番ブランドン・ロックリッジにもキャリア初本塁打を許してしまう。パクに代わって登場したマクガフも流れを止められず、2番ドノバン・ソラーノに8号2ランを打たれた。ダイヤモンドバックスは最終回も反撃なく、試合通してわずか2安打で敗戦。既にワイルドカード1位突破を決め、主力の多くを休ませたパドレスに対して、痛すぎる敗戦だった。 今日はブレーブスが勝利した一方、メッツとダイヤモンドバックスは敗戦し、ブレーブスが他の2チームに対して1ゲーム差をつけて2位に浮上した。現状、メッツ(ダブルヘッダーを残す)とダイヤモンドバックスに対して直接対決で上回っており、ブレーブスは非常に有利な状況になっている。ブレーブスのプレーオフ進出に向けたマジックは1となり、明日の勝利あるいはダイヤモンドバックスの敗戦でプレーオフ進出が決まる。また、メッツも明日勝利し、かつダイヤモンドバックスが敗れればプレーオフ進出が決まる。 なお、パドレスの松井裕樹は9回に4番手として登場。先頭に安打を許したものの、2三振を奪い、無失点で試合を締めた。プレーオフのロスター入りに向けて良いアピールとなった。松井はシーズン63登板目を終え、防御率3.75となっている。