市民の笑顔でモザイク画 写真900枚 ISS届ける 茨城・筑西市20周年
茨城県筑西市の誕生20周年記念事業「筑西市×こども宇宙プロジェクト」として、子どもたちの笑顔の写真などで作ったモザイクアートが完成した。約900枚の写真を組み合わせ、筑波山や市のマスコットキャラクター「ちっくん」などを作り上げた。12月に米国から打ち上げられるロケットに搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)へ届ける計画だ。 市生涯学習課によると、プロジェクトは、航空写真撮影などを手がける「国際総合企画」(東京)の企画に参加する形で実施。モザイクアートの図案は市が考案した。市内の全小中学校と義務教育学校で撮影したクラスごとの集合写真や全校写真のほか、市のホームページで市民から寄せられた写真を組み合わせた。 A2判ポスターにして折りたたみ、箱に入れてロケットに搭載。ロケットは米フロリダ州の米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターから打ち上げられる予定だ。 ISSで宇宙飛行士が箱を開封してモザイクアートを披露。その様子を撮影した映像が後日公開される。モザイクアートは国際総合企画のホームページでも公開されている。
茨城新聞社