混乱のラツィオを退団した元10番が明かす「会長との関係は良くなかった。練習に行くのも苦しく…」
今シーズン終了後にラツィオを退団したスペイン人MFルイス・アルベルトが、スペイン紙『AS』のインタビューで古巣について語った。 鎌田大地は現地イタリアでどう評価されている? 2016年夏にラツィオへ加入して公式戦307試合に出場、52ゴール79アシストと記録したルイス・アルベルト。中盤の要として長きにわたってチームの中心となってきたが、2021年からチームを率いたマウリツィオ・サッリ元監督が辞任した後の4月、突如としてシーズン終了後の退団を宣言。大きな物議を醸していた。 そしてカタールのアル・ドゥハイルへと移籍が決まった後、元ラツィオ10番が退団の背景を明かした。 「すでに昨年、移籍が間近に迫っていた。だが今回は、本当に環境を変える時だと感じていたんだ。今シーズンは僕らが望んでいたようなプレーができなかった。それからサッリの辞任後、状況は悪化した」 「(クラウディオ)ロティート会長とは素晴らしい関係があったわけではなく、これが当然、僕の日常に影響したんだ。メンタル面において、練習に行くのが苦しくなっていた。ここで幕を閉じるのが正しかったんだ」 さらに31歳のルイス・アルベルトは、年俸約800万ユーロ(約14億円)でカタール行きを選択した理由を語った。 「ヨーロッパのクラブからも連絡はあったが、スペインのクラブはラツィオが要求する移籍金を支払う準備がなかった。僕は1年前もカタールのクラブからオファーがあったが、取引は成立しなかった。その時、もし移籍が可能になり次第、彼らとの契約にサインすると約束していたんだ」