パリ金の加納虹輝が「異次元」の技披露 広島市西区のフェンシング施設で交流イベント
パリ五輪でフェンシング男子エペ個人を日本勢で初めて制した岩国工高(山口県岩国市)出身の加納虹輝(こうき)選手(26)と子どもたちの交流イベントが22日、広島市西区のフェンシング施設「ALETA(アレッタ)」であった。金メダリストの華麗な技に、会場は大歓声に包まれた。 【写真】華麗な技を披露する加納選手など計3枚 午前と午後のイベントに、家族連れたち計約80人が参加した。加納選手が美技を披露し、素早い動きと突きを見せると、拍手や歓声が上がった。柔らかい素材の剣を使った「スマートフェンシング」の体験もあり、子どもたちは加納選手と一緒に競技を楽しんだ。 中区の小学6年吉田巽さん(11)は「人間業とは思えないほど異次元の速さでかっこよかった」と、加納選手の剣さばきに見入っていた。 ALETAはこの日にオープン。運営会社の津江知典社長が岩国工高フェンシング部出身だった縁で、今回のイベントが実現した。加納選手は「多くの子どもたちに生の競技に触れてもらい、面白さを分かってもらえるように活動したい」と話していた。
中国新聞社