第一打席でセンター前ヒットを放つ大谷翔平選手（写真：時事）

◆ナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦　ロサンゼルス・ドジャース10ー5ニューヨーク・メッツ　20日（日本時間21日午前9時8分試合開始、ドジャースタジアム） アメリカのメジャーリーグ・ドジャースがメッツを10ー5で破って対戦成績を4勝2敗とし、ワールドシリーズ進出を決めた。1番DHで先発出場したドジャース大谷翔平選手は6回裏の第四打席でセンター前へのタイムリーヒットを放って追加点を挙げるなど、4打数2安打1打点1四球の活躍で勝利に貢献した。 先発は、リリーフ陣でつなぐ「ブルペンデー」のドジャースはコペック。メッツは、第2戦で好投した左のマナエア。 大谷は1回表にニューヨーク・メッツが1点先制して迎えた1回裏の第一打席で、第2戦でノーヒットに抑えられたマナエアを相手に、カウント2－2からの5球目を打ってセンター前ヒットで出塁。1死から3番T・ヘルナンデスのセンターフェンス直撃ヒットで3塁に進むと、4番エドマンのレフトへのツーベースヒットで同点のホームを踏んだ。ドジャースはT・ヘルナンデスもホームに還って2－1と逆転に成功した。 1死ランナー1塁で迎えた2回裏の第二打席は、カウント2－2からの7球目をスイングして空振り三振。 4回裏の先頭打者となった第三打席は初球を打ってキャッチャーフライに倒れた。 無死1、2塁のチャンスで迎えた6回裏の第四打席では、メッツ4番手スタネックを相手に3－2のフルカウントからの7球目を打ってセンター前へのタイムリーヒット。貴重な追加点を挙げ、7－3とリードを広げた。 メッツ6番手・千賀滉大投手との日本人対決となった8回裏の第五打席は、無死1塁の場面で3－2のフルカウントから四球を選んで出塁。2番ベッツのレフトへのヒットで3塁に進み、3番T・ヘルナンデスのレフトへの犠牲フライで9点目のホームを踏んだ。 ワールドシリーズは25日（日本時間26日）に開幕。相手はクリーブランド・ガーディアンズを破ってア・リーグを制し、松井秀喜さんがMVPを獲得した2009年以来、15年ぶりの“世界一”を狙うニューヨーク・ヤンキースだ。ドジャース大谷翔平とヤンキースのアーロン・ジャッジ、両リーグのホームラン王が激突する、世界中が注目の名門対決となった。