島根原発2号機の燃料装荷完了 560体を原子炉内へ移動、12月上旬再稼働へ
中国電力は3日、12月上旬の再稼働を目指す島根原発2号機(松江市)について、原子炉に核燃料を入れる燃料装荷の作業を終えたと発表した。作業に異常はなく、予定通り進んだとしている。 燃料装荷では、燃料プールにある新燃料148体と継続して使用する燃料412体の計560体を原子炉内に移した。10月28日に作業を始め、協力会社の作業員が24時間体制で移動を繰り返してきた。 今後は原子炉圧力容器にふたをして、容器から漏れがないか試験する起動前準備を進め、原子炉の起動に備える。 2号機は、2011年の東京電力福島第1原発事故後の12年1月に定期検査のために停止した。津波対策や電源確保などの安全対策工事は10月下旬に終えている。再稼働すれば12年10カ月ぶりとなる。
中国新聞社