リーチ マイケル、田中史朗が講師。若きラグビー日本代表の育成プログラム
リーチ選手は「責任を持って行動することが大事」と若手選手たちの前で準備の大切さを、田中さんは「日本代表になるだけでなく、(テストマッチで)勝つことが目的」と話しつつ、コミュニケーションの大切さを説いた。
もともと学校の先生で、2人の話を笑顔で聞いていたジョーンズHCは「JTSプログラムから現在3人(森山飛翔、佐藤健次、矢崎由高)が、日本代表のスコッドに入っている。2027年ワールドカップに向けて、次の日本代表になるのは誰?」と問いかけた。
将来性のある若手選手の前で話をした後、コーチになるために勉強しているという日本代表のレジェンドの田中さんは「彼らは僕らが若い頃より、もっと可能性があるので、もっとコミュニケーションをとってパフォーマンスを上げてほしい」。
「そして英語を学んで、自分の可能性を上げるプラス、周りの仲間を増やしてほしいということを伝えた。今のU20世代の選手たちががんばって日本代表の可能性を引き上げてくれれば、またその下の世代の可能性も上がると思う」と話した。
「エディーさんのモチベーションの上げ方がうまくて、僕でさえ、もう1回、試合でたいという気持ちが強くなってくる」という5回目のワールドカップ出場を目指すリーチ。
「まずはU20世代が、フル代表のHCやコーチ、選手と交流できたのが一番の刺激になっていると思う。今日、伝えたかったのは、何をするにしても、強くなるにしても自分の責任だということ。それを早い段階で知ってほしいと思った」と話した。
2回目のJTSプログラムの参加となったLO(ロック)石橋は「京都産業大学ではスクラムにこだわっているが、オーウェン・フランクスコーチに、それ以上に細かい動きを今回、教えていただいた」。
「もっと細かいところを積み重ねていきたい。リーチさんの話にあったように、自分の責任として、自分の強み、弱みを明確にして、どういうトレーニングをしたら自分がよりトップのレベルにできるのか、常に考えて努力していきたい」と振り返った。