MS買収阻止へ仮処分申請 米当局、加州裁判所に
【ニューヨーク共同】米連邦取引委員会(FTC)は12日、米マイクロソフト(MS)による米ゲーム大手アクティビジョン・ブリザード買収を巡り、差し止めの仮処分をカリフォルニア州の裁判所に申し立てた。昨年12月に独占禁止法(反トラスト法)に抵触するとして提訴しているが、取引が完了する恐れがあるとして阻止のための追加措置を取った。 FTCは、MSとアクティビジョンがFTCへの通知無しに取引を完了できると表明しているとして、裁判の継続中は現状を維持する必要があると主張した。 MSは昨年1月、アクティビジョンの買収を発表し、買収額は687億ドル(約9兆6千億円)を予定していた。