【阪神】内野ユーティリティーのパナマ出身アルナエスと育成契約「自分にとっていい年になるよう」
阪神は29日、ジーン・アルナエス内野手(22)と来季の選手契約を締結したと発表した。育成契約で推定年俸は300万円。パナマ出身で今季はブルージェイズ1Aでプレーした。「本当にうれしいですし、自分にチャンスをもらった阪神タイガースにもちろん感謝していますし、来年自分にとってすごくいい年になるように精いっぱい頑張りたい」と声を弾ませた。 右打ちで一塁、二塁、三塁に加えて捕手もこなす。「守備もすごく自分の中では強化しているので、そういうところでもアピールしていきたい」と自信たっぷりだ。主に内野を守るが「機会があったらキャッチャーもできることも見せたい」と目をぎらつかせた。 この日は契約を終えると早速練習にも参加。キャッチボールや打撃練習で汗を流した。藤川監督には肩を組まれて談笑するシーンもあり、「冗談も言ってくださったし、いい迎え方をしていただいたと思うので、彼のためにも頑張りたい」と1軍での貢献を誓った。 藤川監督も「スローイングは強いし、他の選手の刺激になると思います」と期待する。自身の強みは「毎日100%全力でやること」という元気印。成長次第では楽しみな存在になりそうだ。【林亮佑】 ◆ジーン・アルナエス 2002年8月22日生まれ、パナマのアグアドゥルセ出身。21年に米球界デビュー。23年は1A級で26試合に出場し打率2割6分6厘、0本塁打、8打点。24年は同級で51試合に出場、打率2割3分3厘、2本塁打、12打点。176センチ、85キロ。右投げ右打ち。