「007」新作でキャスト一新か ベン・ウィショーが予想
英国を代表する人気スパイ映画シリーズ「007」といえば、ダニエル・クレイグの後任となる新ジェームズ・ボンド役探しが行われているが、クレイグとともにシリーズに出演していたベン・ウィショーは全キャストが刷新される可能性が高いとの見方を示した。 ウィショーは2012年公開の「007 スカイフォール」から3作品連続でQ役を務め、15年の「007 スペクター」、20年の「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」にも出演。しかし、英BBCのインタビューで次回作への出演について「私は次の作品には出演しないと思う」と語った。 「完全に新しいキャストで、一からやり直すのではないかというのが私の予想だ。ただ、確信があるわけではない。実際のところ、何も分からない」とウィショーは述べた。 一方、次期ジェームズ・ボンド役については、アーロン・テイラー=ジョンソンの名前が有力候補として浮上している。元ボンド俳優のピアース・ブロスナンも、テイラー=ジョンソンを支持するコメントを発表。「彼には(ボンド役を演じる)力量がある」と太鼓判を押した。 興味深いのは、ウィショー自身は出演オファーがあれば応じる意向を示している点だ。「もし声がかかれば、もちろん出演する」と語る一方で、「シリーズには新たな息吹とまったく新しい顔ぶれが必要かもしれない」とも付け加えている。