「G430 MAX 10K」は打点ズレに強く、適度なスピンで真っすぐ飛ぶ! 【ガチ試打計測・動画あり】
みんなのゴルフダイジェストのYouTubeでは、プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太の二人による“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画「みんゴルガチギアトラック」を公開。2024年2月8日発売のピンゴルフ『G430 MAX 10K』を検証した。 【動画】G430 MAX 10K/ピンゴルフ2024年新作ドライバーをガチ試打【トラックマン4&GCクワッド使用】
トータルヘッド慣性モーメント1万超えの「G430 MAX 10K」を試打
今回試打する『G430 MAX 10K』のネームに刻まれた10Kは、慣性モーメントが1万g・㎠超えを表したもので、460ccの複合素材ヘッドはピンのドライバー史上で最も慣性モーメントが大きく、最も寛容性が高い、“真っ直ぐ飛ぶ”ドライバーという触れ込みだ。
試打担当の癸生川プロが打感やインプレッションをコメントし、データ分析担当の小島プロが試打結果から得られた数値や弾道などから、性能や特徴に鋭く切り込んでいく。PGAトーナメントプレーヤーの資格を持つ2人による試打はまさに“ガチ”。また小島プロはTPIレベル3やトラックマンマスター等の資格を有し、各種の分析能力はプロゴルファー随一と評判。 「トラックマン4」と「GCクワッド」の2台を使うという徹底計測態勢を組み、弾道を実測で追える本コース(今回はアコーディア・ゴルフ 技術研究所)で計測。さらに、『打感』という機械で計測が難しい部分のデータを得るためにコース本球を(タイトリスト・プロV1)を使用するという、実際のラウンドに近い形で臨む“ガチ”の試打だ。 ●試打クラブのスペック ヘッド/G430 MAX 10K(ロフト10.5度) シャフト/PING TOUR 2.0 CHROHM 65(フレックスS)
「変なスピンが掛からず曲がらない」(癸生川プロ)
まず、癸生川プロの見た目の印象から。 「普段使っているG430 LSTと比べると一回り大きく感じます。ロフトがあるので若干左を向いて見えるのもあってか、球がつかまりそうな感じがします。僕自身は開いた顔が個好きなので、その辺が試打でどういう結果につながるかですね」。 最初は癸生川プロの普段通りのヘッドスピード(46~48m/s)で打つ。 結果は、1打目から3打目までは、ストレート系のややつかまった同じような弾道で、打点は全てトウ寄りに当たっている。癸生川プロの打感とインプレッションは「つかまる。多分、フェースが左を向いて当たっていると思うんだけど、当たったフェースの向きに真っすぐ飛んで行った感じ。つかまるけど、変なスピンが掛からず曲がらないという印象ですね。」という感じ。 最も芯を外したのは2打目だが、そのときのGCクワッドのデータは以下の通り。 クラブスピード(ヘッドスピード)/47m/s トータル/247ヤード 打点/10ミリ下&13ミリトウ 打ち出し角/14.6度 スピン量/3714rpm
【関連記事】
- 【動画】パラダイム Ai スモーク MAX/キャロウェイ2024年新作をガチ試打【トラックマン4&GCクワッド使用】
- 【動画】Qi10 MAX/テーラーメイド2024年新作ドライバーをガチ試打【トラックマン4&GCクワッド使用】
- 低スピン性能なら「パラダイム Ai スモーク MAX」、初速なら「Qi10 MAX」!? キャロウェイとテーラーメイドの最新ドライバーを打ち比べ! 【Myゴルフダイジェスト】
- 「パラダイム Ai スモーク MAX」と「Qi10 MAX」を同一シャフトで試打! ヘッド特性を比較してみた 【Myゴルフダイジェスト】
- ピンの最新ドライバー「G430 MAX 10K」を最速試打! 気になる性能は「MAX」と「LST」の“良いとこ取り”だった!?