阪神D2位・今朝丸裕喜、目指すは〝リトル大谷ボディー〟 「体を大きくする」ビッグな新年の抱負
目指せ、リトル大谷! 阪神のドラフト2位・今朝丸裕喜投手(18)=報徳学園高=が2日、西宮市内で自主トレを公開した。200勝を目標に掲げる大型右腕がプロの世界に飛び込む2025年に掲げたテーマは「体を大きくする」こと。食トレ続け、3月に開場予定の2軍施設も味方につけて米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)の〝ちょっと手前〟のボディーを手に入れる。 空気が澄んだ新年の青空の下で、虎の未来のエースが第一歩を踏み出した。ここから伝説級の功績を築き上げるべく、今朝丸は2025年の目標に「体を大きくする」としたためた。目指すのは〝リトル大谷〟だ。 「一番は土台作り。自分に何が足りていないかと考えると、体を大きくしないと通用しない。大谷さん以上(の大きさ)はいきたくないんですけど、大谷さんのちょっと手前ぐらい」 どれくらいの体の大きさをイメージしているのかと問われて、自ら「大谷翔平」の名を挙げた。18歳の今朝丸はまだ187センチ、77キロ。30歳の大谷は193センチ、95キロだ。超えると誓うにはまだまだ遠すぎるが、「ちょっと手前」のレベルの肉体には迫りたい。大谷といえば、12月28日に自身のインスタグラムで妻・真美子さんの第1子妊娠を公表した際に「もうすぐ私たちの家族に『リトルルーキー』が加わるのが待ち切れない」と表現したばかり。虎にも〝リトル大谷〟になろうとしているルーキーがいる-。 この日はグラウンドでのジョギングなどで約1時間、汗を流した。正月は実家でゆっくりと過ごしたが、食べたお餅は2つだけ…。まだ「食トレ」には課題を残すが、近日中に始まる入寮と新人合同自主トレから体作りを一気に加速させる。3月に開場予定の2軍新施設は昨年12月に視察済み。新生活を想像し「1年目が終わったら結構体が大きくなっているんじゃないかな」とイメージを膨らませている。 デビューの一歩を踏み出すタイミングにも、具体的に意識する存在がある。「時期的には、前田悠伍先輩(大阪桐蔭高から2024年D1位でソフトバンク入り)が10月に登板しているので、その前には投げたい。そういった面でも抜かしたい気持ちがあるので、初先発でプロ初勝利を挙げられたら」。もともと親交があったという先輩左腕を超え、高卒1年目での初登板初白星も狙う。体づくりと併せて達成できれば、その先に待つ「200勝」にもつながってくる。 「任された試合を一戦一戦勝ち切るというところをやっていたら、おのずと近づいてくる。(選手生命が)短かったらたどり着けないので、息の長い選手になりたい」