高校から始めたラグビーをこよなく愛し、今も国会議員でつくるラグビー部のメンバーだ。「体を張ってぶつかって、自分が傷ついても大事なことをやり抜く。後ろから来る人を信じて次にボールをつなげる」。政治にも通じると語る。

沖園理恵候補（50）無所属・新

沖園理恵候補

　私立高校の事務職員として働く傍ら、子ども食堂のボランティアに携わってきた。四つ上の姉が主婦から北海道千歳市議に転身し、政治を身近に感じていた。

　福岡市出身。ボランティアが縁で昨年の市議選に出馬を打診され、立候補。落選したが、選挙を通じて、市内の自然食品会社の役員と出会い、食品アドバイザーとして同社で働いている。今回は、既成政党ではない第3の選択肢を示そうと無所属で挑戦する。「福祉平和の国づくりに取り組みたい」と力を込める。

　座右の銘は「七転び八起き」。「市議選で今の仕事に出会えた。失敗しても何とかなる」と前向き。同居する4匹の猫を抱きかかえながら、猫の動画を見るのが至福の時間という。

松尾律子候補（52）共産・新

松尾律子候補

　2回目の出馬となる衆院選。「拡大する防衛費を財源に、最低賃金の引き上げや教育費の無償化を進めたい」と訴える。

　福津市出身。小学校の時、母親に薦められ、毎年夏に漫画「はだしのゲン」を読んだ。強烈な描写も多かったが、「目を背けてはいけない」と思った。戦争反対、軍拡反対を訴える原体験となった。

　祖父と母が共産党の地方議員として活動しており、自身も22歳の時に入党。党員として活動を続けながら、2019年に福岡市議に初当選し、政治活動の経験を積んできた。

　休日は、マッサージを受けてリラックスする。NHKの朝ドラと、大河ドラマを見るのが日々の楽しみだという。

本司敬宏候補（39）維新・新

本司敬宏候補

　福岡市南区で生まれ、育った。福岡への愛着は人一倍。男3人兄弟の長男で、裕福とは言えない幼少期を過ごし、中学時代から資格を取ろうと考えていた。

　大学卒業後、大手監査法人に入社。公認会計士の資格を取った。そこで自治体の外部監査に関わり、解決を阻む法令や縦割り行政、監査も知らない議員を目にして感じた。「日本を抜本的に変えないといけない」