賢い投資になる「高級ウォッチ」10選。中古価格が新品の2.6倍になるモデルも。（海外）
過去2年間、中古時計市場は縮小を続けた。 しかし、ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲの3大ブランドの時計はいまだに小売価格よりも高い価格で取引されている。 【全画像をみる】賢い投資になる「高級ウォッチ」10選。中古価格が新品の2.6倍になるモデルも。 以下、現在投資に最も適しているモデルを紹介する。 2024は、時計市場にとっては厳しい年となった。 ウォッチチャーツ（WatchCharts）とモルガン・スタンレー（Morgan Stanley）のレポートによると、2022年5月のピーク以降、中古市場における時計価格は9四半期連続で下落を続けた。 金利の上昇と経済の先行き不透明感の影響で高級品市場が苦戦しているなか、3大時計メーカーに数えられるロレックス、パテック・フィリップ、そしてオーデマ・ピゲの3社は、生産量の増加と売上の減少により、需要に応えやすくなった。 その一方で、市場が好調だったころに投資目的で時計を買った人々が現金化を急いでいるため、再販市場は在庫であふれている。目下のところ、2021年の初頭に比べて、4倍もの量の中古時計が市場に出ている。 「価格が下がり、市場の流動性が減るやいなや、人々は売りに走る」と、ウォッチチャーツのCEOを務めるチャールズ・ティアン氏が、トレーダーについてBusiness Insiderに語った。「そのため、市場が在庫であふれ、必然的に価格が下がる」
3大ブランドは依然順番待ち
しかし、明るい兆しも見え始めている。3大ブランドは依然として、順番待ちをする顧客のリストを抱えている。ウォッチチャーツとモルガン・スタンレーのレポートによると、ロレックスのモデルの63％が小売価格を超える値段で取引されているそうだ。ピゲでは60％、パテック・フィリップでは41％となる。 中古市場における価格は需要と供給で決まる。 「ロレックスやオーデマ・ピゲのような高級ブランドは、正規販売店での販売数を制限する戦略を敷いているので、人気モデルの多くは店舗でつねに売り切れとなっている」。オンライン高級時計再販サイト「ボブズ・ウォッチス（Bob's Watches）」の創設者でCEOでもあるパウル・アルティエリ氏が3大メーカーについてそう語り、時計メーカーは、エルメスのような高級ファッションメーカーと似ていると指摘した。 そして、「供給量が少ないので需要が供給を上回る場合、あるいは需要が過剰なまでに膨らんだ場合、中古市場での価格と小売価格の差が特に大きくなる」と付け加えた。
