米国への書類不所持の越境者、5か月で139万人 メキシコ集計
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【6月17日 AFP】必要書類を持たずにメキシコから米国に越境する人の数が、今年1~5月は約139万人に上った。メキシコ政府が16日、発表した。出身国は177か国に及ぶ。 国家移住庁(National Migration Institute)によると、大多数は単独行動の男女だが、保護者を伴わない未成年も3000人近くいた。 国別では、長期にわたり経済危機にあえぐベネズエラ出身者が38万人近くで、最多だった。これにグアテマラ、ホンジュラス、エクアドル、ハイチなど、いずれもギャングや麻薬取引絡みの暴力がまん延している国が続く。 遠くは中国、インド、モーリタニア、アンゴラ出身者もいた。 米統計によると、2023年は書類不所持の240万人がメキシコ経由で入国した。 映像は1~6月に撮影した資料映像。(c)AFPBB News