韓国中銀、政策金利据え置き－利下げのタイミング見極めへ
（ブルームバーグ）： 韓国銀行（中央銀行）は11日、政策金利を据え置くことを決めた後、近い将来の利下げに向け地ならしを行った。政策転換前に予想通りインフレの落ち着きが続く証拠を中銀は見定めようとしている。
中銀は決定後の声明で「金融通貨委員会は十分な期間を通じて景気抑制的な金融政策スタンスを維持しつつ、利下げのタイミングを検討する」と表明した。
韓国中銀の金融通貨委は、政策金利である７日物レポ金利を3.5％に据え置くことを決定したとこの日発表。ブルームバーグが調査したエコノミスト22人全員が据え置きを予想していた。１年半前の利上げ決定後、金利据え置きが続いている。
李昌鏞総裁は会見で、委員２人が向こう３カ月の利下げにオープンな姿勢を示す一方で、４人が現在の3.5％の金利が望ましいとの見解を示したと説明した。今回の決定は全会一致だった。
同総裁は為替の動きやソウルの住宅価格、家計債務などの不確実性を背景に利下げにはかなり時間を要する可能性があるとの認識を示した。
原題：Bank of Korea to Assess Timing of Rate Cut After July Hold、BOK’s Rhee Says 2 Board Members Open to Rate Cut（抜粋）
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Sam Kim
