【高校サッカー静岡全力応援】苦難を乗り越えた王国の名門「静岡学園」を応援したい5つのこと
5.県大会出場ゼロのJ内定主将が復活へ
全国に懸ける思いが特に強いのが、J1川崎内定のキャプテンDF野田裕人選手(3年)です。圧倒的スピードで右サイドを駆け上がり、川口監督が「野田がいればもっと静学スタイルを発揮できる」という逸材です。 去年からレギュラーで、全国の舞台で得点も記録。今季の飛躍を誓っていましたが、左足をケガし選手権県大会は出場ゼロ。「キャプテンだけど、チームに迷惑をかけていた。そんな中優勝してくれて、嬉しかった」。優勝の瞬間をベンチで迎えたキャプテンは仲間への感謝を胸に全国へ向かいます。 静岡学園の初戦は12月29日に行われる広島国際学院との1回戦。前回大会の2回戦で敗れたチームです。 去年の悔しさを知る野田選手は「負けたままでは終われない」。かつてない苦難を乗り越えた王国の名門が迎えるリベンジマッチ。この舞台で、野田選手は復活を果たします。 (取材・文 高校サッカー選手権43社/静岡第一テレビ)