「まさに“経済の動脈”だと思っている」難所のトンネル工事現場を新潟県知事が視察 日沿道・朝日温海道路
新潟放送
新潟市から山形県・秋田県を通り、青森市までを結ぶ『日本海沿岸東北自動車道(日沿道)』で、村上市から山形県までの未開通区間である「朝日温海道路」のトンネル工事現場を、新潟県の花角英世知事が8日に視察しました。 【写真を見る】「まさに“経済の動脈”だと思っている」難所のトンネル工事現場を新潟県知事が視察 日沿道・朝日温海道路 『日本海沿岸東北自動車道』は、北陸道から東北道までを結ぶ計画とされていますが、新潟県村上市の「朝日まほろばインターチェンジ」から山形県鶴岡市の「あつみ温泉インターチェンジ」までの未開通区間が『朝日温海道路』です。 国土交通省を主体として2013年に事業化し、2017年に着工。 総延長はおよそ40kmで、事業化決定から10年ほどたった進捗率は44%。 完成時期は未定とされています。 新潟県内では16本のトンネルが掘削され、現在は3本が貫通しています。 花角英世知事が8日に視察した「2号トンネル(村上市蒲萄)」は、延長が最も長く地盤が緩い場所もある“難所”。 延長2587mのうち、2024年12月末現在で951mが3年かけて掘り進められました。 視察後に「まさに“経済の動脈”だと思っている」と話した花角知事は、『朝日温海道路』が完成すれば、災害時だけでなく、病院への搬送時間の短縮や、交流人口の増加なども期待できると話していました。 「安全対策を進め、時間のかかる、難しい技術の必要な工事であるということも理解できた。少しでも早期に完成できるように、さらに一層の努力をお願いしたい」
新潟放送
【関連記事】
- 「オウメとかアオウミとか… なんかおかしいな」“青海”が読めない不審な客 タクシーの配車係がとっさの判断 警察に通報し特殊詐欺防ぐ
- 逮捕後に不倫相手に届いた手紙には「一分一秒でも早くあなたの元に帰ります」 妻子殺害などの罪で無期懲役の判決を受けた男 裁判で明らかになった殺害の経緯と動機
- “心霊スポット”化した廃病院で相次ぐ不法侵入などの迷惑行為 住民は「壊してもらいたい」 行政や警察が介入できない理由は…
- 「絵は“生きがい”であり成長」自閉症と場面緘黙症 2つの障害を乗り越えたアーティスト田中翠恵さんの描く“あたたかさ”
- 切手の貼っていない手紙やはがき 誰が料金を払う? 差出人?受取人? 日本郵便に聞いてみると…