「オリオンビール」全商品飲み放題の懇親会を開催!沖縄式乾杯「カリー!」でスタート
沖縄の大手ビールメーカー「オリオンビール」が1月24日、県外でのPR活動の強化に向けて都内でメディア懇親会を行った。会場ではBGMに南国情緒あふれる三線が流れる中で各ブランドの紹介および試飲が振る舞われた。 【写真】希少なホップと県産大麦を使ったクラフトラガーや在来種のミカン「カーブチー」を使ったチューハイも
この日はオリオンビールの商品の中から定番ラインアップ「オリオン ザ・ドラフト」「オリオン ザ・プレミアム」「75BEER(ナゴビール)」IPA、冬季限定ビール「いちばん桜」を試飲。マーケティング本部部長の上符裕一さんの「ぐすーよー、カリーさびら(皆さん、乾杯しましょう!)」の音頭と共に「カリー(乾杯)!」の合図で会がスタートした。 普段は沖縄で勤務しているという同社マーケティング本部本部長の湖東彰彦さんは、県外PRの強化について「1957年創業のオリオンビールは67年の歴史がある会社ですが、今までマーケティング活動のすべてを沖縄県内で展開していました。2001年からアサヒビールさんと業務提携していて、せっかく県外のスーパーやコンビニに配下してくださっているので、もっとオリオンビールの持つ価値を皆さんに提供していきたい」と語り「ビールは無制限にありますので、たらふく飲んで沖縄の風を感じていただけたら」と呼びかけた。
オリオンビールのビール類はすべて沖縄県名護市の名護工場で製造。5万521㎡と東京ドーム1.2個分の敷地面積で年間7万2000kLの製造能力を持ち、一部の製造工程では手作業を取り入れている。社名の「オリオンビール」は、1959年に初めて商品を発売した際に県民を対象に商品名を公募して決定した名前だ。
「オリオン ザ・ドラフト」は1960年に「オリオン生ビール」として発売。当時の沖縄では輸入品を一級品、県産品を「島ぐゎー」といって二級品として扱う風潮があり、桜坂の飲食店に一軒ずつ当たるローラー作戦やテレビ番組などで宣伝活動を展開したことで市民権を得た。1973年にスチール缶入り生ビール、1977年に軽くて冷えやすいアルミ缶入り生ビールを発売。2007年ごろから太陽=赤・海=青・空=水色・ビール=黄の4色を配したデザインとなった。仕込み水にやんばるの水(軟水)、原料に伊江島産の大麦を使用している。