鈴木誠也、今季初安打は強烈二塁打 “最強2番”が開幕戦から存在感
◆米大リーグ レンジャーズ―カブス(28日・米テキサス州アーリントン=グローブライフフィールド) メジャー3年目を迎えたカブスの鈴木誠也外野手(29)が28日(日本時間29日)、開幕戦となった敵地でのレンジャーズ戦に「2番・右翼」で先発出場。1―1で迎えた6回二死で迎えた第3打席に、三塁線を割る打球速度101マイル(約162・5キロ)の強烈な当たりで悠々と二塁を陥れ、今季初安打をマークすると、続くベリンジャーの右翼線二塁打で一時勝ち越しのホームに生還。今季初得点を記録し、ベンチでハイタッチで迎えられた。 試合前、カウンセル新監督は1番・ハップ、2番・鈴木、3番・ベリンジャーと並べた上位打線について言及。「近年主流の2番最強説か?」と質問され「もちろんそれもあるし、キャンプから素晴らしい結果を出していたセイヤを(2人の)間に入れることで、お互いがプロテクションになれるからだ」と説明した。鈴木を核に、相手に脅威を与える効果を狙って敷かれた開幕オーダー。「2・3番」コンビの連続二塁打でいきなり機能した。 昨年のワールドシリーズ優勝チーム、レンジャーズとの開幕戦。試合前にはチャンピオンフラッグが右翼の屋根部分から下げられる盛大なセレモ二ーが行われ、試合開始となった。相手先発は、開幕投手通算4度目のイオバルディ。昨年は12勝5敗で世界一の原動力となった右腕。鈴木とは初対戦だ。初回一死の第1打席は投ゴロ、4回先頭の第2打席は中飛と共に直球で打ち取られていたが、勝負どころで安打を放った。 また、1日(同2日)の本拠地開幕戦に登板する今永昇太投手(30)はキャッチボールなどで調整した。
報知新聞社