１１月１１日、特別国会が召集され、関西ゆかりの新人議員らも続々と登院しました。 　１１日午前８時。１０月の衆議院選挙で当選した新人議員たちが、国会議事堂の正門が開くやいなや、初めての国会に登院していきます。そのなかに、躍進した野党第一党・立憲民主党の新人議員の姿が。夫婦で挑んだ選挙戦の喜びを噛みしめていました。 　（立憲　兵庫９区・比例　橋本慧悟衆院議員）「（妻を）大変な世界というか、仕事に巻き込んでしまったので、そこは申し訳ない気持ちはありますが、連れてこられてまずはいちばんうれしく思います」 　（妻・紗友梨さん）「本人がしっかりと思いを持ってがんばってもらえたら。それに尽きるかなと」 　辻元清美代表代行から選挙区を“バトンタッチ”されたこの人は… 　（立憲　大阪１０区・比例　尾辻かな子衆院議員）「国会に届いていない現場の声を届けることで、暮らしの底上げにつなげていきたいです」 　（立憲　辻元清美代表代行※参院議員）「衆議院は尾辻、参議院は辻元、『辻辻コンビ』で国会を変えていきたいと思っています」 　目の下にくっきりと“くま”ができている新人議員がいました。登院「一番乗り」ということで… 　（維新　兵庫２区・比例　阿部圭史衆院議員）「（Ｑ何時ごろから並んでいた？）昨夜１１時前ぐらいからです。夜中から一緒に待っていた方々もいらっしゃったので、その方々と一緒に今後の国政について話しながら待っておりました」 　一方、今回一気に存在感が高まった国民民主党の新人は… 　（国民　大阪８区・比例　平岩征樹衆院議員）「政策にフォーカスされる状況になりましたので、ぜひ積極的な政策議論をしていきたいです」 　そんな中、国会前にひと際目立つピンク色の服を着た集団が。そこにかけよってきたのは、八幡愛衆議院議員。今回の選挙で議席を３倍に増やしたれいわ新選組から比例復活で当選しました。初めての国会に緊張したそうで… 　（れいわ　大阪１３区・比例　八幡愛衆院議員）「プレッシャーなのかわからないですけど、体の方が正直なのか、きょうは吐きました。これかられいわ新選組の一員としてしっかり仕事をしていきたい」 　１１日は、八幡議員の母親で衆院選では「やはたオカン」の名で兵庫８区から出馬（※落選）したさゆりさん（５９）の姿も。選挙中は応援演説に駆けつけ、母自らマイクを握るなど、親子一緒になって戦ってきました。 　（母・さゆりさん）「勝って兜の緒を締めよ。今までにいなかった、彼女らしさを出して、庶民の感覚を持ち続けた国会議員になってほしいです」 　（八幡愛衆院議員）「勘違いしないようにやりますよ」 　そして議員会館の自分に割り当てられた部屋を訪れた八幡議員。広い室内に立派な机とイスの感想は？ 　（八幡愛衆院議員）「いま私が住んでる部屋より広いですからね。ここでふんぞり返ってしまうような政治家は多いですけど、そうじゃなくて、しっかりやっていきたいです」 　これまで裕福な暮らしではなかったという八幡議員。「“消費税１０円”の重みが分かる議員」として、自らを身近な存在に感じてほしいと言います。 　（八幡愛衆院議員）「皆さんと垣根のない、陳情もできるだけ受けられるようなアットホームな事務所にしたい。代議士は国民の皆さんの代弁者という意味ですから、皆さんがふだん国会を見て、思っているようなことをダイレクトに伝えていけたらなと。そういう役回りだと思います」 　一方の自民党。大阪の選挙区からただ一人比例復活で当選した議員は… 　（自民　大阪１５区・比例　島田智明衆院議員）「大阪自民党のイメージを変えていかないといけない。候補者ひとりひとりが決して悪いわけではないので、全体的なところを底上げしていかないと」 　そして、派閥の裏金事件をめぐり自民党を離党した世耕弘成前参院幹事長は… 　（無所属　和歌山２区　世耕弘成衆院議員）「議員生活２７年目の新人ということになりますけれども、心機一転、新しい気持ちでしっかり頑張っていきたいです」 　自民党会派入りについて問われると… 　（世耕弘成衆院議員）「それは自民党がお考えになることだと思います。もう選挙が終わったら（保守分裂は）ノーサイドではないでしょうかね」 　特別国会の会期は、１１月１１日から４日間です。