北村有起哉“聖人”&佐野勇斗“翔也”男同士の約束が泣ける…。NHK朝ドラ『おむすび』一方、大爆笑をさらった人物とは?
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第43話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】 【写真】佐野勇斗の真剣な眼差しを映した貴重な未公開写真はこちら。NHK朝ドラ 『おむすび』劇中カット一覧
男同士の約束が泣ける…。
結(橋本環奈)と翔也(佐野勇斗)は、デート中だったところ母・愛子(麻生久美子)に呼び出され、「地獄のお好み焼きパーティー」に招かれる。 姉の歩(仲里依紗)は翔也に、実家の農園についてや野球についてなど、根掘り葉掘り聞きだす。反対に、それまでダンマリだった父・聖人(北村有起哉)は、伸びていた翔也の髪を切ると、翔也に結を悲しませないことだけを約束させた。 翔也が帰ったあと、聖人のもとに孝雄(緒方直人)がやってきて、野菜を突き返して帰っていく。 それからしばらくしたある日。翔也は結の立てた献立通りの食事を実践していたが、物足りなさを感じていた。 一方、栄養カウンセリングの授業を受ける結は、沙智(山本舞香)を入院患者に見立ててカウンセリングを体験し、食事を摂らない患者を説得しようと試みる。が、沙智からは入院患者の気持ちを何もわかってないと言われてしまった。 放課後、佳純(平祐奈)が米田家に泊めてほしいと頼み込んでくる。佳純は医者の父から、専門学校を辞めろと言われていることを打ち明け、親を頼らずに自立したいと考えているという…。 昨日話題をさらった「地獄のお好み焼きパーティー」で幕を開けた第43話。一時はどうなることかと思ったが、聖人が翔也の髪の毛を切り、言葉少なに結を悲しませないことだけを約束するという、胸にジーンとくる展開を見せてくれた。 「面接、いや取り調べだったお好み焼きパーティー」「お父さんに認められてよかった」「聖人さんの中で四ツ木を認めたんだろうね。だからこれからは俺が髪を切ると。言葉は少ないがちゃんと伝わった」「家族だからお金はいらないし、何度でもウチに来いってのをこんな形で示す聖人ー!制作陣ー!」など、多くの視聴者の心にも届いたようだ。 しかし、結が翔也のために作った献立は、思いがけず翔也を苦しめていた様子…。「案の定翔也は食事足りなくて、結ちゃんのノートが寧ろ呪いになってる」「一般の栄養とアスリートの栄養カロリーは違うよって事かな?」「翔也、おかわりしないと足りてないよ」と、翔也の食事情を心配するコメントが多く上がっていた。 一方、沙智や佳純もそれぞれ事情を抱えている描写が映し出されたが、森川(小手伸也)が栄養カウンセリングの授業で見せた名演技に注目が集まっていた。佳純とペアになって患者役になった森川は、いつもの丁寧な話方から、ドスの効いた口調で佳純に迫る。「モリモリ急変」「番長も演劇部だったなw#朝ドラおむすび #なつぞら」「小手さんのリアルな横暴患者は笑った」「モリモリ、演劇部出身とかたくさん小ネタが出てきておもろい」など、コメディ・リリーフを担う小手伸也の絶妙なバランス感覚が視聴者のツボにハマったようだ。 さまざまな問題が浮上してきた第9週。翔也の食事のバランスや、佳純の家の事情など、解決の兆しは見え得るのだろうか。明日の放送にも期待したい。 (文・野原まりこ)
野原まりこ