「とってもいい女」エステやネイルで次々笑顔に “自分らしく生きる” 『介護美容』を広めたいママさん社長奮闘記
利用者「気持ちよかですたい。明日も調子よかかもしれんしですね」 出本さん「日常的に足を動かすなど、むくまないようにするのが大事」 利用者の娘「(糖尿病の)病院から言われるんです。『お父さんにマッサージしてやってください』と。やっぱり(知識がなく)不安だから、なかなかできなかったけれど、出本さんなら安心してお願いできる」 出本さん「熊本で介護美容っていうのが、そもそも知られてないっていうのがあるので、知っていただきたいっていうのが一番ありますね」 ■『介護美容』の価値を伝える 介護美容の認知度が、まだまだ低い熊本。 出本さんは、介護美容の傍らデイサービスでも働いています。しかしいずれは、介護美容を「ビジネス」として確立したいと、講演会やSNSでのPR活動にも力を入れています。 介護美容は、保険が適用されないサービス。利用には、それだけの「価値」を感じてもらうことが必要です。 出本さん「リハビリの専門職として、どういった方でも、意思疎通が難しいような認知症の方でも対応できるっていうのは私の強みとお伝えしていますね」 国家資格の「言語聴覚士」と「介護美容」との二刀流!出本さんだからこそできる、「介護美容」を目指しています。 6月5日、営業活動が実り、体験の依頼が入りました。 ■生活に彩りを「自分らしさ」のための介護美容 出本さんがやってきたのは、熊本県甲佐町の高齢者施設。定期的な契約につなげる、大きなチャンスです! 出本さん「ドキドキです」 出本さん「お化粧が、脳に良いんですって」 エステ体験者(88歳)「本当ですか?」 実に数十年ぶりの、「フェイシャルエステ」! エステ体験者「(顔を触る)おお!明日は、たいがな よかおなご(意味:とっても良い女)」 職員「どこの女優さんかと思った」 続いては、普段はしない色と柄の「ネイル」! ネイル体験者「たまには良いですね」 高齢者施設の職員「やっぱり『女性はいつまでたっても女性』っていうのを実感できたこともあるし、こっちまで幸せになります」
後日、この施設から、利用を前向きに検討したいと連絡がありました。 出本さん「介護美容は “贅沢なもの” ではなく、さいごまで自分らしく生きるために必要なツール。それを広めていきたいなと思います」 ママさん社長が届ける、笑顔の「介護美容」。無料体験もあるそうなので、気になる方は調べてみては?
熊本放送