【特集】日本一のハンバーガー屋さん 世界大会の結果!「松島・宮城の良さを世界にアピールしたい」
ミヤギテレビ
日本一の称号を手にして世界大会に挑んだのが、松島町のハンバーガー店、ハリーズジャンクション。 本場・アメリカの地で得られたのは、自分たちのハンバーガーが世界で通用するという確かな手応えだった。 「勝者、ハリーズジャンクション!」
「地元・松島を盛り上げたい」
今年6月、ハンバーガー日本一を決める大会で優勝を果たした松島町の「ハリーズジャンクション」。 いまや行列ができるハンバーガー店の1番人気は、仙台牛などをぜいたくに使ったパティが自慢の「ハリーズバーガー」 地元・松島を盛り上げたいと店を始めた佐藤さんは、世界大会への挑戦がハンバーガーだけでなく、ふるさとをPRする機会として捉えていた。 Harry's Junctionオーナー 佐藤賢将さん 「松島、宮城のためにハンバーガーを通じて世界に発信できたら良いなと思う」 アメリカ、インディアナ州で開かれた世界大会。 世界7か国から21チームが参加し、制限時間のなかで、味はもちろん、見た目や調理の正確さを競い合った。
食感にも工夫を凝らす
日本からは佐藤さんのほか、去年この大会6位でシード権を獲得した東京・SHOGUNバーガーが参加した。 いよいよ予選が始まった。決勝に進める5位以内を目指して、調理に取り掛かる。 佐藤さん 「OK、練習よりいいです」 パティには牛のヒレ肉をチョイス。 ワッフル状のフライドポテトを砕いてトッピングするなど、食感にも工夫を凝らした。 「アメリカ人はポテト好きですし、食感で楽しんでもらって2口、3口全部食べてくれたらいいな」
アメリカらしい味付けのバーガーが完成
完成したのは、メキシコの牛肉料理・カルネアサダを挟み込んだハンバーガー。 塩を強めにするなど、アメリカらしい味付けに仕上げた。 結果は・・・ 佐藤さんのチームは7位、SHOGUNバーガーは12位と、いずれも決勝進出を逃した日本勢。
結果は7位と決勝進出は逃すも上位に
最終的に世界一に輝いたのはアラブ首長国連邦のチームだった。 黒トリュフを使った一品で、とろけるチーズやカリカリの焼チーズなども使った”チーズが主役”ともいえるハンバーガーだった。 大会から直後の、月曜日。 佐藤さんの姿は地元・松島町にあった。 佐藤さん 「すごいたのしかった。今回、いちど経験できた。詰める時間も一年ある。そんなに大きく変わらなくても大丈夫そうという手ごたえ」 日本代表として世界の舞台に立った佐藤さんのハンバーガー。海外からの観光客にも好評だ。 ハンバーガーを食べた人 「このお店はアメリカのお店と比べてここの方がおいしい」 「食材のクオリティが高い。すごくフレッシュ」
来年は世界大会シード権獲得
決勝は逃したものの、予選上位のチームに与えられる来年の世界大会シード権を手にした佐藤さん。 「松島・宮城の良さを世界にアピールしたい」 自分の原点を胸に、新たな挑戦が始まった。 佐藤さん 「世界一ってなかなかなれるものではない。それを何とか、宮城・松島にもって来られたらいいな。成し遂げれば周りも変わってくると思うので、そういう影響力を使えれば、松島のためにできたら。」