フランス1年目を終えた中村敬斗、上々の4得点1アシストも克服できなかった意外なものを明かす
<フランスリーグ:スタッド・ランス2-1レンヌ>◇19日(日本時間20日)◇最終節◇ランス 【ランス(フランス)=松本愛香通信員】MF伊東純也(31)とMF中村敬斗(23)のスタッド・ランスが9位で2023-24年シーズンを締めくくった。19-20年(6位)以来となる「リーグ・アン」1桁順位に食い込んだ。 オーストリアから今季ステップアップした中村は、初の5大リーグとなる仏1部で堂々の25試合4得点1アシスト。一方、試合後の報道対応では苦しそうな表情も見せ、心配されると「めっちゃ腹痛くて。俺、今日ずっと…てか、試合終わってから、ずっとしゃがんでて。試合中は大丈夫でした。あんま受け答えできないかもしれないです」と、いきなり断りを入れる場面もあった。 取材陣から風邪など体調不良だったのか問われると「風邪じゃないです。試合前にカフェイン取ると…。僕、カフェインで、腹、絶対、痛くなるんですよ。カフェインに弱くて」と意外な理由をオープンにした。 スポーツ選手が競技パフォーマンスを向上させるため、特に欧州では、試合の30~60分前にカフェインを摂取することは常識となっている。中村もサプリなどを服用したのか尋ねられると、その通りだった。 「ガムがチームにあるんですけど、普段は食べないんですけど(1桁順位へ連勝で終わりたい)残り2試合、ちょっと気持ち入れたいな、って思いがあって。食べたんですけど、前節も試合後、腹痛くて…。で、今日も腹痛いっていう。今日は特に腹痛いです」と打ち明け続けた。 それでも、試合では後半の先制PKにつながった縦突破を披露するなど、堂々の動き。シーズン終盤には先発に定着し「4ゴールっていう結果は、そんなに悪くないと思うんでね」と手応えをつかんだ。「次のシーズンに向けてフランスというリーグを知れたんで、すごい良かった」。初5大リーグの経験に、あらためて体質も含め、学ぶことの多い1年となったようだ。