沖縄県民投票を受け、玉城デニー知事が会見(全文)建設阻止に全身全霊ささげる
24日に投開票された米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に絡み、辺野古(名護市)沿岸部の埋め立ての是非を問う沖縄県民投票を受け、沖縄県の玉城デニー知事は25日未明、県庁で記者会見を行った。 【動画】沖縄県民投票を受け 玉城デニー知事が会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「沖縄県民投票を受け 玉城デニー知事が会見」に対応しております。 ◇ ◇
玉城デニー知事のコメント
男性:はい、知事、入ります。 玉城:すいません、お待たせしました。 司会:はい、お待たせしました。それではこれより県民投票に関するぶら下がり会見を行います。それではまず知事よりコメントの発表があります。よろしくお願いいたします。 玉城:はい。お待たせいたしました。辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票の23時30分現在の開票状況について、まずご報告いたします。投票資格者数115万3591人、開票率は99.87%、開票総数60万4583票、うち賛成の開票の数11万4908票、反対の開票の数43万4149票、どちらでもないの開票の数5万2676票、投票者数60万5394票、投票率は52.48%となっています。 まだ開票作業中ではありますが賛成、反対、どちらでもないの投票の数のうち、最も多いのは反対の投票の数で43万4149票となっており、これは投票資格者総数の4分の1である28万8398票をはるかに超えております。またこれは投票総数の60万4583票の71.8%となっております。このため条例第10条の規定に基づき、投票結果を尊重すると共に投票結果を速やかに内閣総理大臣およびアメリカ合衆国大統領に通知いたします。 普天間飛行場の辺野古移設へ反対という民意は、過去2回の知事選挙など一連の選挙でも示されてきましたが、今回の県民投票によって辺野古埋立てに絞った県民の民意が明確に示されたのは初めてであり、極めて重要な意義があるものと考えております。私は知事に就任以来、これまでも辺野古に新基地は造らせない、普天間飛行場の県外、国外移設に全力を尽くしてまいりました。県民投票での結果を受け、辺野古新基地建設の阻止にあらためて全身全霊をささげていくことを誓うものであります。 政府は、沖縄県民の辺野古の埋立てを決して認めないという断固たる民意を真正面から受け止め、辺野古が唯一というこれまでの方針を直ちに見直し、工事を中止するとともに普天間飛行場の1日も早い閉鎖・返還という根本的な問題解決に向け、これまで再三求めてきた県との対話にあらためて応じるよう強く求めてまいります。 普天間飛行場の移設については、国民の皆さまも、政府や国会での議論に委ねるだけではなく、安全保障の負担は全国民で担うとの考えの下、お1人お1人が自らの問題として議論を行っていただきたいと思います。県としましても国民的議論の喚起に向けて働き掛けてまいりたいと考えております。以上です。 司会:それでは今回のテーマに関するご質問をお受けいたします。ご質問は一問一答でお願いいたします。2問目がある場合は最初の問いにお答えしてから、次の質問をお願いいたします。それでは県内幹事社の琉球朝日放送さん、お願いいたします。