都心から1時間。静岡・三島市の薬膳カレーの店『セイロンパラダイス』の魅力とは
●静岡県三島市にある、定食屋のようなスリランカカレーの店『セイロンパラダイス』を訪ねました。 「セイロンパラダイス スリランカカレー本店」の関連画像 静岡県の三島市は東京からだと新幹線で約50分。あっという間に着いてしまうので“ビールと弁当”という気分にもなれないのが残念ですが、都心から近いというのは素晴らしいですよね。
今回の目的はカレー。三島市に人気のスリランカカレー屋があると聞いたので、お腹を空かせてやってきました。
本格スリランカカレーでありつつ地元に愛される定食屋さん
お目当ての店『セイロンパラダイス スリランカカレー本店』は三島田町駅の目の前にあります。 本当に駅の目の前、そして「スリランカカレー」と非常にわかりやすく書かれているので駅を出て1秒で見つけました。
店頭には「カレー弁当」の貼り紙、レジ前にはスリランカの国旗や絵が飾られています。スリランカ人のご夫婦による経営で、地元に愛される定食屋要素とスリランカ要素が混ざり合っています。 メニューも日本的な唐揚げセットなどがあり、スリランカカレー屋としても定食屋としても利用できそうです。事実、滞在中には近所の常連とおぼしきお客さんが唐揚げ弁当やカレー弁当をたくさんテイクアウトしていきました。
席に案内されるとそこには食器棚が。知り合いのお宅にお邪魔しているようなアットホームな雰囲気で、落ち着きます。
オーダーしたのは、「ホルモンカレー」と「サラダ」、「スリランカコロッケ」。ホルモンカレーは一見、普通の定食屋のカレーっぽいプレーンな見た目ですが、思ったよりサラッとしていて、複雑なスパイスの香りが感じられます。辛さは中辛くらい。 スリランカには、スパイスを体に取り込むことで健康になるという考えが根付いており、スパイスとその使い方を学ぶ「漢方学」というものがあるそう。そしてこのカレーはそれを取り入れた「薬膳カレー」なんだそうです。なるほど、確かにまったく重さを感じず、スパイスの香りが体に染み入るような味わい深さ。スルスルと飲むように完食できました。