金沢駅前で“6年間更地”の都ホテル跡地再開発…「複合施設を考えている」近鉄不動産社長と金沢市長が面談
金沢駅前で更地となっている金沢都ホテル跡地の再開発に向け、金沢市の村山市長は25日、土地を所有する近鉄不動産の社長と面談し、早期の事業着手を働きかけました。 【写真】“6年間更地”の都ホテル跡地 2017年に閉館した金沢都ホテルは翌年から更地となっていて、早期の再開発が課題となっています。金沢市は、このエリアを含む金沢駅から片町にかけての再開発で、国からの支援を受けられる「都市再生緊急整備地域」に指定するよう、24日に内閣府に申請しました。 「緊急整備地域」の指定は来年夏頃になる見通しです。 その上で都ホテル跡地については、高さや容積率の制限がなくなる「都市再生特別地区」への指定に向け、金沢市の村山市長が25日、大阪市にある土地所有者の近鉄不動産本社を訪ね、倉橋孝壽社長に速やかな事業着手を働きかけました。 倉橋社長は「地域整備方針の内容を踏まえ、北陸一のブランドとなる複合施設を考えている」と語りました。 自由度の高い計画が可能となる「都市再生特別地区」は、来年夏頃に見込まれている「緊急整備地域」の指定後、近鉄不動産が計画案を金沢市に提出し、それを元に市が策定した「都市計画の原案」を県、国と協議した上で、最終的に県が決定することになります。
北陸放送