旧型「高性能SUV」が復活 部品を一新、ランドローバー・ディフェンダーV8 最新レストモッド
メーカー公式レストモッド
英国のランドローバーは8月28日、旧型ディフェンダーの公式レストモッド「クラシック・ディフェンダーV8 by ワークス・ビスポーク」を発表した。価格はベース車両込みで19万ポンド(約3600万円)から。 【写真】見た目はクラシック、中身はモダンな「理想形SUV」【ランドローバー・ディフェンダーの最新レストモッドモデル】 (11枚) 旧型モデル向けのサービスを展開するランドローバー・クラシック部門が開発したもので、シャシー、インテリア、エクステリアを一新し、外観を維持しながら可能な限りモダナイズする。 自然吸気5.0Lの「AJ」V8エンジンとZF製の8速ATを搭載し、最高出力410psと最大トルク52.5kg-mを発生する。 ビルシュタイン製ダンパー、アイバッハ製スプリング、アンチロールバーによりハンドリングを向上させる。また、4ポットのアルコン製ブレーキを装備し、制動力を高めている。 インテリアでは、シート、ドアカード、ルーフライニング、ダッシュボードが5種類のレザーから選択できる。シートは快適性を優先したものと、レカロ製のボルスター付きスポーツシートの2種類が用意されている。 従来のラジオは3.5インチのタッチスクリーン付きデッキに交換され、オリジナルの美観を忠実に守りながら、ナビ、DABラジオ、Bluetooth接続が可能になった。 エクステリアでは、明るいLEDヘッドライトや、16インチまたは18インチのアルミホイールが用意される。サイドステップ、ラダー、LEDスポットライトなどのアクセサリーもある。ボディカラーと仕上げは、幅広いサンプルの中から購入者の希望に合わせて選択可能だ。 クラシック・ディフェンダーV8 by ワークス・ビスポークの英国価格は、4人乗りの90型が19万ポンド(約3600万円)から。5人乗りの110は19万9000ポンド(約3800万円)から、7人乗りは20万4000ポンド(約3890万円)からとなっている。 いずれも2012年から2016年の間に生産されたディフェンダーがベースとなり、ランドローバー自身が車両を調達する。
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部