岩屋公園水難事故 看板や放送で注意呼びかけ 鹿児島・南九州市
鹿児島テレビ
7月6日、鹿児島県南九州市の万之瀬川で、14歳の男子中学生が死亡した水難事故を受け、南九州市などは現場付近で注意を呼びかける看板の設置や放送を行い、再発防止を図っています。 6日、南九州市川辺町清水の清水岩屋公園で、鹿児島市の中学3年の男子生徒が公園内を流れる万之瀬川の川底で見つかり、その場で死亡が確認されました。死因は溺死でした。男子生徒は部活動の後に友人やその保護者らと川遊びに来ていたとみられています。 9日、現場では事故を受けての対応が見られました。 坂口輝記者 「川の近くには以前から遊泳注意の看板がありましたが、事故を受けて色のついた大きい文字で注意を呼びかける看板が増設されました」 事故を受けて、公園の指定管理者は、南九州市からの依頼で事故現場付近に注意を呼びかける看板を増設しました。 看板には新たに「とつぜんふかくなる」など具体的な内容が記載されています。 また,公園内では1時間に1度、川で遊泳する際の注意を呼びかける放送が事故後、新たに行われるようになりました。 放送の音声 「急に深くなる箇所や増水、濁りなどが入ることがあります。遊泳のお客様は十分ご注意ください」 南九州市などでは今後、事故現場付近にも、スピーカーの設置を検討しています。 事故が起きやすい状況や防止のための注意点をまとめました。 河川の安全利用を呼びかけている河川財団によりますと、中学生以下の川遊びでよく見られる事故のパターンには、以下のようなものがあるということです。 ・流れに立ち入って深みにはまる ・家族や大人と別行動し子どもだけで立ち入って溺れる ・速い流れに流される ・水に落としたボールやサンダルなどを拾おうとして溺れる このような状況にならないよう注意が必要です。 水難事故の対策としては、ライフジャケットを着用する事が挙げられます。 そして、上流で雨が降ると下流は増水するので気象情報にも注意が必要です。 また、現場に設置されている看板などをチェックして、場所の特徴や注意事項を確認するようにしてください。
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