155球完投の広陵・高尾響 先輩を「ボンズ」と呼び捨て センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第8日の27日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦があり、広陵(広島)が3―2で海星(長崎)を破り、13年ぶりとなるベスト8進出を決めた。「自己最多」という155球を投げ、2失点で完投した広陵の高尾響投手(2年)の試合後のコメントは次の通り。 【写真特集】第8日第3試合 海星VS広陵 ◇少し疲れたが気持ちで投げた 歩幅が合わず、重心が前に突っ込んだ状態で投げたので、制球が乱れた。(後半は)重心をためながら投げることを意識した。(155球完投の経験は)ない。少し疲れたが、そこは気持ちで投げた。(次回は)今日は制球が悪かったので、制球をまとめ、球数を減らしていきたい。 (交代したくない気持ちはあるのか?)それはありますが、チームが勝つのは最優先。そこは抑えています。 (先輩とは)仲良くさせてもらっています。先輩には生意気と言われています。真鍋さんに(愛称である)「ボンズ」と(呼び捨てで)言ったり。食堂とか廊下で会った時に言っています。(真鍋選手の反応は)慣れているので、「何?」みたいな感じです(笑い)。(ため口を使うのは)キャプテン以外。キャプテンは厳しいです(笑い)。逆に今は先輩に敬語を使ったら「気持ち悪い」と言われます(笑い)。