2024年F1オーストリアGP金曜日 ― 大きな歓声に包まれたレッドブル・リンク
角田裕毅のコメント
「いい結果ではなかった。SQ1の2回目のラップで最後のセクターでスピンをしまったことが、SQ2での走りに支障が出てしまった」 「ダメージもあったし、理想的な形でのSQ2進出ではなかった」 「これは僕の責任だ。残念だよ。でも、前を向かなければならない」 「スプリント予選でのスピンは、FP1でチーム側に報告していたステアリングの問題とは別だ。それは修正できたと思う。完全にかどうかはわからないけどね。プッシュしすぎたところがあった。ターン7でトラックリミットを越えたと思う」 「そのあとはペースを上げられたとは思うんだけど、縁石を越えてしまってフロアにダメージを負ったと思う。スピンしたときにフロアにダメージを負ったわけではないはずだよ」 「入念にチェックする必要があると思う。それが主な原因だったから、ステアリングの問題ではないはずだ」
最後に
再び、フェルスタッペンがチームメイトのペレスに対して大きな差をつけた。メルセデスのラッセルはフェラーリの前に浮上した。メルセデスの両ドライバーはクルマにより多くの一貫性を見出し、予選とレースペースで継続的な改善を示している。 両VCARBドライバーは、残念なパフォーマンスの傾向が続いている。角田とリカルドは、新しいアップグレードを理解し、接近する中団チーム内で競争力を持つための良いセットアップを見つけるのに苦労しているようだ。 日本のF1ファンにとっての唯一のポジティブな点は、角田裕毅が引き続きはるかに経験豊富なチームメイトのダニエル・リカルドをコントロールし、今シーズンの予選では現在9対2でリードを見せていることだ。 今回もマシンのダメージがなければ、角田にとってより良い予選結果が可能だったかもしれない。しかし、シーズン序盤では不調を見せていたアルピーヌのパフォーマンスが追いついてきたようにみえる。 オーストリアGPの土曜日には24周のスプリントレースが行われ、その後、日曜日のメインレースのための予選が行われる。土曜日は多くのF1ファンにとってアクション満載の1日になることは間違いないが、天気予報では時折雨が降ることが懸念されている。
デビッド・シュナイダー