スマホに「+」で始まる番号の着信…どこからの電話?「1年前に登録したアプリの料金が未払いです」特殊詐欺で80万円被害
架空料金の支払いを装った電話で、鳥取市内の40代の男性がATMで80万円を振り込み、特殊詐欺の被害にあっていたことが判りました。 鳥取県警察本部によりますと、被害者の男性は今月15日、NTTファイナンス職員を名乗る男から「1年前に登録したアプリの料金が未払いです。未払い金額は30万円です。」などとウソの電話を受け、支払わなければ裁判になると思い込んで、電話の指示の通り、通話中のスマートフォンをポケットに入れてコンビニエンスストアに行き、店内のATMから電話で指定された口座に現金30万円を振り込みました。 同じ日には消費者センター職員を名乗る別の男から「調べたところ別の2つのアプリの料金も未納です。保証金の対象なので全額戻ってきます。」と再びウソの電話を受け、同じようにコンビニのATMから50万円を指定された口座に振り込みました。 最初に掛かってきた電話は、発信元の番号が国際電話番号を示す「+」から始まる番号だったということで、鳥取県警は、「+」で始まる番号の着信は詐欺だと疑う、電話やメールでの心当たりのない未納料金の請求は詐欺などと注意を呼び掛けています。 こうした電話が掛かってきたときには、一度電話を切って家族や警察に相談することも被害防止につながります。
山陰放送