“神奈川ダービー”で15得点のキング開…負傷者続出も「今いるメンバーで全力で」
10月18日、「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」のB1リーグ第3節が開催され、横浜ビー・コルセアーズと川崎ブレイブサンダースによる“神奈川ダービー”のGame1が行われた。 横浜BCが87-80で勝利したこの試合で、キング開は3ポイントを4本中3本という高確率で沈め、最終的に15得点4リバウンド2アシスト2スティールという活躍で勝利に貢献した。 開幕節で負傷した森井健太に続き、試合直前に松崎裕樹の負傷離脱も発表していた横浜BC。試合後の会見でキング開は、主力選手を欠くなかでダービーを迎えたことについて「自分はそんなに気にしていなかった」とコメント。その理由について以下のように語った。 「ビーコルのバスケットボールスタイルはコレクティブなスタイルなので、やることは変わらない。今いるメンバーで全力で戦うしかないと思って試合に臨んだ」 今シーズンの横浜BCは新ヘッドコーチにラッシ・トゥオビ氏が就任。2022年からフィンランド代表を指揮する若きHCのもとで築き上げている新たなスタイルへの自信が、苦境に動じない姿勢につながったようだ。 自身のプレーについては川崎のアップテンポなバスケに対抗するディフェンスを第一に考えながらも、「自分自身もアグレッシブに攻めることでチームに良い影響をもたらすことができた部分はあった」と回想。また、「接戦になることはわかっていた」と話し、そうした展開の中で「細かいディフェンスのワンプレーやリバウンド、フィフティフィフティーのボールをどれだけ取れるかなど、本当に気持ちの試合だった」と12回ものリードチェンジが起きた激戦を振り返った。 ここまで1試合平均10.4得点と、昨シーズンを大きく上回るパフォーマンスを発揮しているキング開。相次ぐ負傷離脱に見舞われた横浜BCをけん引する存在として、今後の活躍にも期待がかかる。
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