ボクシング・平岡アンディが英国修行 因縁の対決控えるカテラルとスパーリングへ
大橋ジムは4日、IBFスーパーライト級(63・5キロ以下)13位、東洋太平洋同級2位、WBOアジアパシフィック同級5位の平岡アンディ(大橋)が、来週からWBAインターコンチネンタル同級王者ジャック・カテラル(英国)のスパーリングパートナーを務めることを明らかにした。 平岡は父・ジャスティス・コジョ・トレーナーとともに渡英。3月31日よりトレーニングを行っている。スパーリング予定のカテラルはプロ通算28勝(13KO)1敗の英国きっての人気選手。来月25日、英リーズのファーストダイレクトアリーナで元世界4団体スーパーライト級統一王者ジョシュ・テイラー(英国)と対戦予定になっている。 今月27日に試合を行う予定だったが、テイラーが練習中に負傷したため、1か月延期されていた。両者は22年2月にテイラーが保持していた4団体統一王座を争って対戦。8回にダウンを奪ったカテラルが有利かとも思われたが、テイラーが2―1判定勝ちで辛勝。カテラルが勝っていたとの声があがり、テイラーを支持したジャッジが、英国ボクシング管理委員会から懲戒処分を受ける事態に発展した。その後テイラーは次々とベルトを返上。最後に残ったWBO王座も昨年6月、テオフィモ・ロペス(米国)に奪われて無冠になった。 カテラルは昨年10月リバプールでのWBAインターコンチネンタル王座の初防衛戦で元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)に3―0判定勝ちしている。 英興行大手マッチルームがプロモートする因縁の対決は2月に試合チケットが発売されて1日で完売した超人気カード。23戦全勝(18KO)の平岡にとってカテラルとのスパーリングは、世界トップクラスのレベルを知る貴重な機会となりそうだ。
報知新聞社