変わる静岡駅北口エリア…4月に15階建ての高層ビルオープン 新たに27階建ての高層ビル建設計画も 静岡市
御幸町9番・伝馬町4番地区市街地再開発組合 林裕司事務局長:「実際、再開発というのは工事が出来上がったから再開発が終わるということではなくて、それを核にした地域との繋がりですとか、新しい街の要素となっていくというのが再開発の本来の目的と思いますので、実際にはまだまだこれからがスタートという部分もあるんだろうなというふうに個人的には考えております」
別の高層ビルの建設計画も
完成間近のビルがある一方、実は静岡駅北口エリアでは、新たに別の高層ビルの建設計画が持ち上がっています。どういった計画というと…。
松坂屋静岡店と葵タワーの間に、高層ビルが。別のイメージ図を見てみると、街並みもだいぶ変わるように見えます。 JR静岡駅北口に「M20」とは別に持ちあがった高層ビルの建設計画。地下1階、地上27階と、静岡市で一番高い、葵タワーに迫る高さとなる見通しです。施設は地下~2階までが飲食店や物販などの商業エリア、3階~6階がオフィスエリア、7階~27階が分譲マンションとなり、あわせて270戸がつくられる予定です。
紺屋町・御幸町地区市街地再開発準備組合 金井宣雄事務局長:「静岡駅前の政令指定都市の玄関口の顔として、街づくりの拠点をつくっていこうというのが発想でございます。静岡市なかなかデータ的には、通行量もだいぶ減ってきている。なおかつ地元の紺屋町名店街の活性化もなかなか図れない。そういう中で、ここの地権者の皆さんが、共同して再開発事業をやっていこうという発想が最初でございますよね」
高層ビルの計画が浮上した背景には、この街ならではの課題があるといいます。現場一帯は1960年前後に建築されたビル群(防火建築帯)となっていて、建物や設備の老朽化が進み、更新時期を迎えています。 紺屋町・御幸町地区市街地再開発準備組合 金井宣雄事務局長:「ここの呉服町の通りというのは、いわゆる昔の、防火建築帯と言いまして、防火建築物というビルがいくつか並んでいる。しかも、うちのエリアにつきましても、そういう建物がいくつかあるという中で、建物と地下通路が一体化の建物になっているというところで、それを建て替えるには、建物を壊せば地下道も壊れてしまうようなそういう構造になっております。それを建てかえていくには、地下道も一体としてやり直そうという発想でございますよね」