慶大・清原獲りはどうなる!?「立浪退任」が中日のドラフト戦線に与える影響
その実力は本物かもしれません。 慶大の4番を務める清原正吾です。プロ志望届を提出し、偉大な父・和博さんと同じプロ野球への道を志す22歳は現在、東京六大学野球秋季リーグ戦のまっただ中。28日の明大1回戦では1点ビハインドで迎えた敗色濃厚の九回二死、自身リーグ戦初アーチとなる同点弾をたたき込み、主砲としての重責を見事に果たしました。 【動画】東京六大学選抜の4番・清原正吾がプロ選手から放った2ランホームランを見る スポーツ紙のデスクは言います。 「普通の大学生野手なら即戦力としての働きを期待されますが、清原選手は中学時代にバレーボール、高校時代にアメリカンフットボールへと取り組み、6年間のブランクを経て野球に再挑戦。硬式野球は初めてとなる中で、名門・慶大の主砲を担っている。これだけでも異次元の出来事です。そういう意味でも入団後、2、3年間はファームで実戦経験を積むのがいいと思います」 10月24日のドラフト会議に向けて、清原を指名する球団は、果たしてどこになるのか。野球ファンの関心は高まる一方です。 そんな中、「本命」とされていた球団に動きがあったのです。 中日・立浪和義監督が今季限りで退任――。 前述のデスクは言います。 「清原選手の父・和博さんと立浪監督はPL学園の先輩後輩という間柄で、結びつきも強固。『全権監督』として編成面においてもその力は強いことから、メディアの世界では『指名があるなら中日か』というのが定説でした。右の強打者という意味では補強ポイントにも合致しますからね。ところが立浪さんが退任ということで、今後は予断を許さない展開になってきました」 すると、指名する可能性がある球団はどこになりそうでしょうか。 「ソフトバンクは慶大出身者を続々と指名し、チーム強化に努めてきた。清原選手としても気心知れた先輩達が多ければ、環境面でもやりやすいでしょう。日本ハムも過去、斎藤佑樹投手ら人気選手を獲得し、球団の価値を高めてきた経緯があります。『清原』のブランド力は野球界で絶大ですからね。オリックスもスケールの大きな選手を育成することには実績十分。指名があるとすれば、支配下か育成かにも注目が集まります」 運命の一日。その進路にファンの関心が注がれます。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]