藤本洸大「役づくりの幅、価値観」で成長実感、「台詞ない時の思考、表情」を意識、縦型ドラマ「最期の授業」
ショートドラマアプリ「UniReel」の第1弾作品として、26日から縦型課金ショートドラマ「最期の授業―生き残った者だけが卒業―」の配信がスタートする。日本テレビが企画・制作を担当。担任教師の丸山が、生徒たちに復讐劇を仕掛ける学園デスゲームを描く(全43話一挙配信)。 スポーツ報知では、主演のFANTASTICS・八木勇征ら出演者22人のインタビュー連載を15日からスタート。第6回は「第35回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリで俳優の藤本洸大。クラスの1軍メンバーに憧れを抱く生徒の井上隆を演じる。 ―どのような役柄でしたか 「クラスの1軍メンバーに憧れていて、本当は自分もそこに混ざりたいし、周りから注目を浴びてモテたい―という欲がある子だと感じました。苦労することやつらいことから逃げてきた人生で、それが故に、気が弱く、臆病なところもあり、それを隠すために自分を強く見せたいと思う一面もあります。容姿も派手にして『女子を落とすのなんか、余裕に決まってんだろ!』という虚栄心を持った子かなと思います」 ―演じてみて共感できるところ、似ていると思ったところを教えてください 「井上くんと同様、高校時代、いわゆる1軍と2軍の狭間(はざま)にいたと思っています。あとは、ビビりなところはすごく似ています(笑い)。『実は井上って、ただのビビりなんだ!』と、あることをきっかけに本性がだんだんと見えてくる部分を楽しんでいただきたいです」 ―撮影を経験して、心境の変化、成長できたことは 「役づくりの幅や価値観が広がりました。今回のデスゲームの中では、一人ひとりが主役で、台詞(せりふ)がない時の自分の思考、表情を強くイメージしながら臨みました。極限の自分のリアクションと役のリアクションを比較しつつ、深めていくことの重要さを改めて感じました」 ―撮影期間中に印象に残ったエピソードは 「八木勇征さんが、合間の時間に全く生徒役の方たちとコミュニケーションをとっていなかったのが印象的でした。ご自身の役と真摯に向き合う姿や、作品全体への取り組み方を現場で学ぶことができました。休憩時間にお弁当を食べている時、SNSで流行(はや)っている音源をかけて生徒役の方たちと踊りながら楽しく過ごしていました」 ―作品を楽しみにしている方へのメッセージを 「人間は醜い部分もあるし、完璧な生き物ではないですが、人間だからこそ、経験できる喜びや悲しみもあります。苦労を重ね、試練を乗り越えながら成長していくものだと思いました。撮影しながら、そんなことを感じていました。1話数分の短時間ですが、そういう“ドラマ”をご視聴いただけたらなと思います!」
報知新聞社