小池栄子×仲野太賀、宮藤官九郎脚本に感じる“メス”の鋭さ 『新宿野戦病院』でタッグ「ドヤ顔で突っ走る」
■コワモテの人、一家に1人必要説 ――今作は新宿・歌舞伎町が舞台ということですが、この地に思い出などはありますか? 小池:私は高校生になってからアルタのあたりに遊びに行ったりしましたけど、今回、歌舞伎町で深夜ロケをやらせていただいて、ずいぶん若い子が多いなと感じました。でもそういう子たちを見て、心から楽しんで朝まで時間をつぶしているようには見えなかったんですよね。年齢的にも母心で心配になりました。 仲野:僕は新宿が地元から近いので、小さい頃からいろんな思い出がありますね。歌舞伎町だと、昔、新宿スカラ座という大きい映画館があって、そこで『ハリー・ポッター』を見るために、母と並んだ記憶があります。その帰り道に、すごくコワモテのおじさんとすれ違って、「この街怖い」と思ったんですが、新宿から地元の駅に着いたときに迎えに来てくれていた父(中野英雄)の見た目が一番怖かったことを思い出しました(笑) 小池:灯台下暗し(笑) 仲野:やっぱりコワモテ俳優だなって思いましたね(笑) 小池:でも、お父さんが隣にいてくれたら変な人が絡んでこないからいいじゃん。私も旦那さん(元プロレスラー・坂田亘)と歩いてると絡まれないから、やっぱコワモテの人って家族に1人必要なんだよ(笑) 仲野:確かに(笑) ――では最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。 小池:宮藤さんの脚本ということでとても期待されていると思いますので、その期待を裏切らないように一生懸命頑張ります、のみですね。ホットなものをお届けしたいなと思っております。 仲野:小池さんと同じ思いです! 楽しんでもらえるように一生懸命頑張りたいと思うので、気楽に見てもらえればと思います。