<Hana Hope>「狼と香辛料」新作OPも話題の18歳シンガー 「ホロとロレンスのいつまでも続く旅」を表現
本作を見て、中世ヨーロッパにとても興味を持ちました。実はヨーロッパにはまだ行ったことがないんです。行きたい国はたくさんあるのですが、特にポルトガルに興味があります。ポルトガルの建物のユニークさやクリエーティビティーにひかれますね。
--ヨーロッパを訪れる機会があったら、歌へのインスピレーションがたくさん湧きそうですね。
確かに、「旅のゆくえ」パート2ができるかもしれません(笑い)。
--「狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF」のファンに向けてメッセージを。
この曲のレコーディングをしている時、心から楽しみながら歌いました。「狼と香辛料」にとても愛情を抱いています。それを歌声から皆さんに感じてもらえたらとてもうれしいです。皆さんといっしょにアニメを楽しみたいと思っています。先程も話したこととも重なりますが、この曲を聴きながら、現実から少しだけエスケープして、アニメの世界に旅ができたらうれしいです。この曲を通じて、少しでもリフレッシュしてもらえたら、私にとっては大きな喜びです。
--そのような思いが、このタイトルには込められているのでしょうか?
そうですね。ホロとロレンスは、故郷に帰る目的で旅をしているんですけど、そこではさまざまなトラブルに見舞われます。二人の旅の行方はどうなっていくかは不確かではあるけれど、それでも前に進む力を持ち続けていれば、希望が見えてくる。そういう大切なメッセージを込めました。
--ホロとロレンスの旅が進んでいくうちに、「旅のゆくえ」の歌詞への理解が深まったり、聴き方が変わったりと、受け取り方が変化しそうな気がします。
That’s beautiful! そうなってくれたら、私もとてもうれしいです!
「狼と香辛料」は、行商人クラフト・ロレンスが、豊穣(ほうじょう)の神としてあがめられていた狼の化身のホロと旅をする姿を描いたライトノベル。2006年2月に第12回電撃小説大賞の銀賞に選ばれ、2021年2月にはシリーズ15周年を迎えた。シリーズ累計発行部数は約500万部。テレビアニメ第1期が2008年、第2期が2009年に放送された。
新作アニメは、前作で監督を務めた高橋丈夫さんが総監督として参加し、前作の第2期に演出として参加したさんぺい聖さんが監督を務める。パッショーネが制作する。前作に続き、福山潤さんがクラフト・ロレンス、小清水亜美さんがホロをそれぞれ演じる。テレビ東京ほかで放送中。