<Hana Hope>「狼と香辛料」新作OPも話題の18歳シンガー 「ホロとロレンスのいつまでも続く旅」を表現
--楽曲制作に携わったことで、改めて感じた「狼と香辛料」の魅力は?
中世ヨーロッパを想像させる世界と歴史と人々の生活がとても興味深かったです。その時代の香りがとても魅力的だなと感じていました。それに加えて、“狼神”と名乗るホロの存在があって……と、ヨーロッパと日本の文化が混じり合っていて、とてもクリエーティブだなと思いました。
--Hanaさん自身も音楽を通して、いろいろな文化に触れてきているのだなと感じます。
そうですね。父がアメリカ人で母が日本人なので、どちらの国の音楽の文化を聴きながら育ってきたので、そういう意味では、私のやっている音楽もいろいろな面があると思います。「旅のゆくえ」も、音の混ざり方がとても特徴的ですし、曲自体も、世界のポップスとJ-POPの文化が混ざり合っているように思っています。
--「旅のゆくえ」の制作過程を経て、今後の音楽活動におけるインスピレーションもさらに豊かになっていきそうですね。
そうですね。文化の混ざり合いにとても影響を受けました。ホロというキャラクターの生き方に、私自身とても憧れているんです。そこで得た刺激を今後の楽曲制作におけるストーリーラインに入れていきたいです。
--タイトルが「旅のゆくえ」にちなみ、Hanaさん自身も音楽を通じて独自の旅を続けていると感じることはありますか。
はい。歌を作る時、参加してくださるクリエーターの一人一人が自分のイマジネーション、クリエーティビティーを持っていて。コラボレーションをする度に、その方の頭の中に入って、その空間を旅するような感覚を味わっています。もちろんその人の思考の全てを理解できるわけではないのですが、分からないこともまた一つのワクワクだと思っています。そうやって自分の中に取り入れていくのも、アーティストの一つの役目だと考えています。
--その中で、今後目指したい場所や、行ってみたい場所はありますか?