村上信五、エンターテイメント多様化時代で日々勉強「知らないと演出できない時代になる」
5人組グループ・SUPER EIGHTの村上信五が7日、都内で開催され『INFORICH CONFERENCE ExSPOT2024』にゲストとして登壇した。 【全身カット】キマってますね…!ビシッとスーツ姿で登場したSUPER EIGHT・村上信五 INFORICHは、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」を運営する会社。AI機能搭載のバッテリースタンド「NaviSPOT」を開発した。今年12月以降を目標にシンガポールでの設置を協議中で、今後は国内でも都市圏や観光地などで設置が進められる。イベントの冒頭で村上はAI音声の声まねをしていたが「途中で我慢できなくなった」と関西弁のイントネーションになったことを反省して笑わせていた。 8日から始まる村上が出演する舞台『らふらふ ~Rough-Laugh-』とのコラボも決定した。「個人的にメンバーのSUPER EIGHTのメンバー、丸山隆平くんと一緒に新感覚舞台『らふらふ』という舞台をやらせていただいておりまして。あしたから東京はグローブ座で初の東京公演をやらせていただきます。大阪公演を2月、5月とやらせていただきました。5月の時に僕も新しい何かエンターテイメントの形が生み出せないものかなと思いまして、完全に独学ではあるのですがWeb3の勉強を始めました。ブロックチェーンを基にしてNFTを使った企画という中で、NFTを中心としたスタンプラリーで、舞台を見に来ていただき、劇場に足を運んでいただいた方が、劇場の中に用意させていただきましたスクリーン上にある2次元コードを取得していただくと来場参加記念を取得していただけたりとか、劇場にある2次元コードを取得していただくと、スタンプラリーの地図が楽しめるトリガーとなるものを取得でき、実際に大阪の街を、通天閣であったりだとかを楽しんでいただけるものをやったんです」と振り返る。 好評だったが「盲点がございまして…」と明かす。「今まで舞台というものは『電源を切ってください』が通例だったと思うんですが、あえて舞台上でもスマホを使った企画なんかもやった。あえてWi-Fiが使える状況でのエンターテイメントを模索していた。昼間の公演を楽しんでいたいただく方は、公演後に街をデジタルスタンプラリー、NFTスタンプラリーで散策していただくんですけど、逆のパターンで大阪来て先に街を楽しんでいただいた方が劇場に来たら充電なくなってるっていう事態が発生したんです…。やっぱりやってみないとわからなく。突貫工事で劇場の電源をタコ足配線でやってたんですけれども、やはりお客様のニーズ多かったもんですから追いつかなく…。この東京公演やるにあたり、なんとか解消できないかんなと思ったら、ChargeSPOTがあるから、1回ダメ元で今申し上げた企画について『ご一緒していただけることは可能ですかね?』と」と出会いを振り返った。INFORICH側も村上の提案を快諾したという。 終了後には取材にも応じた。INFORICH側も村上の発想や知識量に驚いたそう。村上は「勉強しているんですよ。というか、勉強しなきゃいけなくなりましたね。これだけ世の中のテクノロジーが変わっている中で『知らない』『わからない』だと新しいエンタメは、なかなか作れない。コンサート、舞台の演出でも、そうです。そういった機材やシステムを知らないと演出できない時代になる」と断言した。 昔は勉強が「大嫌いでした」と苦笑いで懐古。「中卒ですし。スマホが出てきて、インターネットが身近になった。エンターテイメントの発信がテレビ・ラジオだけじゃなくなった。そこがないと成立しなくなった。だから勉強しようと思ったんじゃなくて、勉強を世の中からさせられる。着いていくのに必死ですよ」とボヤく。また、稼いだ部分については「投資します」とニヤリとしていた。 また、経済や政治も知識を吸収している。村上は「日本の総選挙もアメリカの大統領戦も見ました」と明かし、どこに向かっているのか問われると「この国をよくするため!」と政治家風の返答をして笑いを誘う。そして「エンターテイメントで明るくするために僕の知見が及ばないところは、お知恵を拝借しながらご一緒できればより楽しいものができるのではないか、と!」と真意を語っていた。