『リラの花咲くけものみち』山田杏奈主演でドラマ化! 共演に當真あみ、萩原利久
山田杏奈を主演、當真あみ、萩原利久を共演に迎え、小説『リラの花咲くけものみ』がドラマ化されることが決定。NHK総合テレビにて2025年2月1日より放送される。 【写真】當真あみ、萩原利久ら話題の俳優陣が出演! 原作は、第7回未来屋小説大賞に続き、第45回吉川英治文学新人賞をダブル受賞した藤岡陽子よる小説。北海道の大自然を舞台に、「いのち」と向き合い獣医師を目指す元ひきこもり少女の、不器用でいとおしい青春物語だ。連続テレビ小説『スカーレット』、ドラマ10『満天のゴール』の水橋文美江の脚本によりドラマ化する。 春、北海道。見渡す限り原始林が広がり、初夏にはリラの花も咲き誇る白樺の並木道を、18才の聡里(さとり)は歩いていた。今日から大学で寮生活をしながら獣医学を学ぶのだ。3年前まで引きこもっていた聡里は、今は亡き犬のパールだけが友だちだった。見かねて聡里を引き取った祖母・チドリとの生活で少しずつ立ち直り、大好きな動物たちを救うため獣医師になろうと考えた。 祖母と離れ、見知らぬ土地で一歩を踏み出した聡里にとっては、見るものすべてが新しい。初めて学ぶ獣医学、初めての共同生活、初めてのアルバイト。初めての友情、初めての恋…。馬・牛などの「産業動物」や、犬・猫などの「伴侶動物」、飼い主や獣医師たちとの出会い、そして喜びも悲しみも分かち合える仲間たちとの出会い。 だが、救いたくとも救える命ばかりではない。命が生まれる瞬間に心震えたかと思えば、無情な死が訪れ心が折れそうになる。時には命の選択を迫られることも。逃げ出したくなったり、無力感にさいなまれたり、答えの出ない問いに悩んだり。次々に試練が訪れる「いのち」の現場で、頼りなかった聡里はゆっくり、少しずつ成長し、ひたむきに“生きる意味”を見つけていく。 主人公の岸本聡里を演じるのは山田杏奈。聡里の同級生で寮のルームメイト・梶田綾華役を當真あみ、同じく同級生で鳥類オタクの久保残雪役を萩原利久、獣医学類の上級生・加瀬一馬役を佐藤寛太、ナナカマド動物病院の院長・久恒先生役を山崎静代、獣医師・能見正也役を甲本雅裕、獣医学類の上級生・静原夏菜役を石橋静河、聡里の母方の祖母・牛久チドリを風吹ジュンが演じる。 原作者の藤岡は、「『リラの花咲くけものみち』は北海道を舞台にした、獣医学生たちの6年間を描いた物語です。獣医師を目指して数々の試練を乗りこえていく主人公の岸本聡里と、彼女を支える周りの学生たちが、大自然に育まれ、強くなっていく姿を応援していただきたいと思います。美しい北海道の四季、そして私の胸の内でいまもなお瑞々しく生き続けている彼らの姿を映像で観られる幸せを、心からかみしめています」とコメントを寄せた。 脚本家の水橋は、「救える命、救えない命。寄り添うこと、突き放すこと。友情と恋愛。再生と別れ…。藤岡陽子さんの原作のリアルさに圧倒されつつ、その根底に流れる優しさ、人や動物に対するあったかな眼差しを見失わないよう、真心込めて描きました。誰かの心にそっと勇気と希望が灯ることを願って」と原作とドラマ化への想いを語った。 土曜ドラマ『リラの花咲くけものみち』(全3話)は、NHK総合テレビにて2025年2月1日より毎週土曜22時放送。 ※制作統括 黒沢淳のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■制作統括 黒沢淳 この名作を映像化したいと思った日から、獣医師さんや獣医学類の学生さんの取材を重ねて参りました。共通しているのは、みんな曇りのない澄んだ目をしていること。 “言葉が話せない動物を私が救う!”と希望に溢れる1年生。300キロ以上ある大動物に、笑顔で治療を施す上級生や獣医師さん。北海道の広大な草原や美しい雪景色の中で、“命の選択”や“生まれてくる意味”に葛藤し、恋に破れ、仲間と支え合いながら未来を見据えていく、若き勇者たちにエールをお送りください。涙と笑いが詰まった“生命のエンターテインメント”、ここに開幕です!