樋口新葉「この場を借りてお話させていただきます」 つづった345文字、引退する盟友との強い絆
全日本選手権
22日まで大阪で行われたフィギュアスケートの全日本選手権。女子シングルで3位に入った樋口新葉(ノエビア)は大会を振り返り、引退する盟友にメッセージを送った。強い絆を感じさせる345文字。相手は「無理です、泣きます」と感激している。 【画像】「無理です、泣きます」 樋口が引退する盟友と頬を寄せ合いハグする実際の写真(2枚目) 「この場をお借りしてこの全日本を持って引退を決めていた桐ちゃんとのお話をさせていただきます」とインスタグラムに記した樋口。全日本初出場でフリーに進出し、22位となった平金桐(法大)への想いをつづった。 「1番印象的だったのは2人で全日本のフリーを滑れたことです。桐ちゃんとは休養していた時も復帰した時もずっと一緒に過ごしていました。しんどい時もお互いに支え合いながら頑張ってきたし、桐ちゃんが全日本に出たいという強い気持ちを持って毎日努力していたのを近くで見ていたから全日本出場が決まった時は本当に本当に嬉しかったです。 東日本通過から全日本までも桐ちゃんなりにしんどいことが沢山あったと思うけど、全日本まで来てショートもフリーも力強く滑っている姿を見てパワーをもらいました。ありがとう桐ちゃん。桐ちゃんにはこれからもしっかりお世話になります、よろしくね」 平金は2月に自身のインスタグラムで「全日本出場に向けてあと1年だけ頑張ると決めた」と説明。10月の東日本選手権で3位に入り、全日本選手権の出場権を見事に獲得した。ショートプログラムで51.96点をマークし、フリー97.46点の合計149.42点。支え合った盟友の樋口の投稿に、平金は「無理です、泣きます、本当に、、。新葉ちゃんのスケートも、新葉ちゃんもほんっとに大好き」とコメントしていた。 樋口は「今回の試合はショートから足が攣ったりいろいろとありましたが、そんなの関係ない!!の精神で乗り切りました」「無事に3年ぶりに表彰台に乗ることができました」とアクシデントを乗り越えた銅メダルに満足。「世界選手権、四大陸選手権代表にも選んでいただき、さらに気が引き締まりました! とっても嬉しいです! やる気満々です」と早くも前を見据えていた。
THE ANSWER編集部