「Google Chrome」にセキュリティアップデート、UAF脆弱性を2件修正
米Googleは11月5日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。現在、Windows/Mac環境にv130.0.6723.116/.117、Linux環境にv130.0.6723.116が展開中。Windows/Mac向けの拡張安定チャネルもv130.0.6723.117へとアップデートされる。 本バージョンは、毎週実施されているセキュリティアップデート。2件の脆弱性が修正されている。 ・CVE-2024-10826:Use after free in Family Experiences ・CVE-2024-10827:Use after free in Serial いずれも「Use after free」(UAF)に分類される脆弱性で、深刻度の評価は「High」。悪用の報告はまだないようだが、メモリ破壊や悪意あるコードの実行などにつながる可能性があるので、できるだけ早いアップデートが望ましい。 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。
窓の杜,樽井 秀人