〔米株式〕ダウ9日続落、46年ぶり=267ドル安(17日)☆差替
【ニューヨーク時事】17日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定を翌日に控えて警戒感が高まる中、9営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比267.58ドル安の4万3449.90ドルで終了。米メディアによると、9日続落は1978年以来約46年ぶり。ハイテク株中心のナスダック総合指数は64.83ポイント安の2万0109.06で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比6343万株増の11億6558万株。 FRBが17、18両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利下げを決める公算が大きい。会合参加者が示す今後の利下げペースが重要な焦点となる。インフレが根強い上、17日に発表された11月の小売売上高が個人消費の底堅さを示す内容だったことから、市場では「来年の利下げ継続は難しい」(日系証券)との観測も一部で浮上した。 利下げが想定ほど進まないとの見方からゴールドマン・サックスなど金融株が売られ、ダウの下げ幅は9営業日で1500ドルを超えた。 ダウ構成銘柄はJPモルガン・チェースが0.5%安、ユナイテッドヘルス・グループが2.6%安、スリーエムが1.1%安。アップルは1.0%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1.8%高、ナイキは1.0%高だった。