【最新版2024ドラフト候補ランキング│41~50位】新興勢力エナジックスポーツの龍山、愛工大名電・石見など素材型高校生に注目<SLUGGER>
7月末に都市対抗野球が終わり、いよいよ8月7日からは夏の甲子園が始まる。アマチュアを中心に年間400試合以上を取材する西尾典文氏が作成した、ドラフト候補たちの最新ランキングを見ていこう。まずは50位から41位を紹介する。 【表】2024ドラフト候補ランキング1~50位一覧【8月5日時点】 ▼50位:金渕光希[投手・八戸工大一高](前回順位:33位) (かなぶち・こうき/左投左打) 東北で注目の大型サウスポー。昨年春からエースとなり、U-18侍ジャパンの強化合宿にも召集された。大型の割に器用さがあり、変化球の使い方が上手い。三振を奪えるのも魅力だ。変化球に頼り過ぎることなく、ストレートにさらに磨きをかけてもらいたい。 タイプ診断:#ドクターK ▼49位:林翔大[投手・大阪経済大](前回順位:圏外) (はやし・しょうた/右投右打/乙訓高) 関西の大学生右腕ではトップと言える存在。下級生の頃から常に安定した投球を見せており、この春もリーグ1位の投球回、奪三振を記録して防御率0.88と見事な成績を残した。試合を作る能力は大学球界でもトップクラスで、先発候補として注目が集まる。 タイプ診断:#安定感◎ ▼48位:龍山暖[捕手・エナジックスポーツ高等学院](前回順位:圏外) (たつやま・はるき/右投右打) 創部3年目の新興勢力に現れた強肩捕手。2.00秒を切れば強肩と言われるセカンド送球では1.80秒前後をマークし、ボールの勢いは圧倒的なものがある。上背はないがたくましい体格でパンチ力も十分。高校生捕手では箱山遥人(健大高崎)に次ぐ存在と言える。 タイプ診断:鉄砲肩 ▼47位:井上剣也[投手・鹿児島実高](前回順位:圏外) (いのうえ・けんや/右投右打) スピードでは今年の高校生投手でも屈指の本格派右腕。上背はそれほどないものの、体幹の強いフォームでコンスタントに140キロ台後半をマークする。コントロール、変化球にはまだ課題は残るものの、フォームに悪い癖がなく、出力の高さは大きな魅力だ。 タイプ診断:剛腕 ▼46位:寺岡丈翔[外野手・徳島インディゴソックス](前回順位:圏外) (てらおか・たけと/右投右打/東福岡→福岡大) 今年の独立リーグで最注目の野手。元々強肩と俊足には定評があったが、入団2年目の今年は打撃が大きく成長し、三冠王も視野に入る成績を残している。今年で24歳でもまだまだ伸び盛りという印象で、同じタイプの野手が大学、社会人に少ないのもプラスだ。 タイプ診断:遅咲き
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