おおさか東線のJR長瀬・新加美両駅間に新駅
開業は2018年春の予定
JR西日本は5日、おおさか東線のJR長瀬・新加美の両駅間となる東大阪市衣摺での新駅舎設置の計画概要が決まったと発表した。開業は2018年春の予定。
長瀬・新加美両駅から1.4キロメートルの地点
同社によると、新駅舎はJR長瀬・新加美両駅から約1.4キロの地点に建設する予定。車両は8両対応の相対式ホーム2面と各ホームにエレベーターが1基ずつ。エスカレーターは各ホームに上下1基ずつの合わせて4基設置されるという。 また、地元に親しんでもらえるように、駅舎は「モノづくり」の街、東大阪という地域特性を取り入れたデザインになる予定で、古代の染め型を使った染色技法を現代の材料で表現。駅の入り口の壁面の金属パネルは、布やルーバーは染め型をイメージしているという。積極的に自然光を取り入れる仕組みとなっており、開放的な空間も作るとともに、昼光利用をすすめていく。このほか、同駅舎開業とともに、東大阪市が駅前交通広場を整備を進めているという。 おおさか東線は城東貨物線の施設や用地を活用しながら複線化などを行い、新大阪駅から大和路線の久宝寺駅にいたる旅客線を整備。2008年3月に放出~久宝寺両駅区間(9.2キロ)が開業している。現在は、新大阪から放出までの北区間(11.1キロ)で、平成30年度末の開業を目指して建設を進めている。