災害時の生活用水を確保 香川県が個人所有の井戸の登録制度を創設へ
KSB瀬戸内海放送
香川県は、災害時の生活用水を確保するために、個人が所有する井戸の登録制度をつくることとし、市町に向けてガイドラインを作成します。 【写真】東かがわ市ではすでに48カ所を登録
(香川県/池田豊人 知事) 「香川型の災害時など応急用井戸登録制度を創設して、2024年度中に制度導入のための市町向けのガイドラインを策定することにより、登録制度の円滑な導入を市町に働きかけて参りたい」 26日、11月定例香川県議会の代表質問に対する答弁で池田知事が明らかにしたものです。 2024年1月の能登半島地震では、断水した地域での水の確保が大きな課題となりました。 香川県内では、4月に東かがわ市が「災害応急用井戸」の登録制度を始めました。個人が所有する井戸などすでに48カ所が登録されていて、災害時に生活用水として井戸水を提供します。 香川県は、この制度を他の市町にも広げたい考えです。池田知事は「災害時の生活用水の水源を分散させることで避難所などでの生活環境が維持されるよう努める」と述べました。
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